四字熟語 20件(「羊」から始まる 5件/「羊」で終わる 6件)・ことわざ 10件・慣用句 6件
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2027年の干支は丁未(ひのとひつじ)。羊を含むことわざは「屠所の羊」「羊頭狗肉」など年賀状に向かないものが多い一方、漢字の世界では羊はめでたいしるしで、「羊は祥なり」(説文解字)とされます。辞書で意味と出典を確かめた語だけを、年賀状に使えるかどうかの目安とあわせて紹介します。
『易経』で正月は泰の卦にあたり、三つの陽が下に生じて冬が去り春が来る、吉の兆しとされることから、年の初めを祝う言葉。羊と陽が同音のため、中国では三匹の羊の絵でも表される。
「三陽開泰 新春のお慶びを申し上げます」のように賀詞として。未年なら羊の絵を添えても
典拠:『易経』泰卦/国立故宮博物院「明宣宗畫三陽開泰圖」解説 https://catalog.digitalarchives.tw/item/00/10/8e/1a.html
吉祥(めでたいしるし)に同じ。羊は祥の字に通じ、漢代の鏡の銘などでは羊を祥の意に用いた。
「吉羊」の二字を賀詞代わりに。「吉祥」の未年版として書ける
典拠:平凡社『普及版 字通』「吉羊」「羊」(コトバンク) https://kotobank.jp/word/%E5%90%89%E7%BE%8A-2804130
羊の肉と酒。贈り物(礼物)に用いた。
「羊酒を携えてご挨拶に伺いたい思いです」など、お祝いの気持ちを伝える一文に
典拠:平凡社『普及版 字通』「羊酒」(コトバンク) https://kotobank.jp/word/%E7%BE%8A%E9%85%92-2869827
羊に逃げられてから囲いを直すこと。失敗した後に悪い部分を改めること。失敗してもすぐ改めれば過ちが大きくならずにすむというたとえ。
「亡羊補牢の心で、昨年の反省を今年に活かします」と年頭の抱負に
典拠:『戦国策』楚策/四字熟語辞典オンライン https://yoji.jitenon.jp/yojig/3484
本性のままにさせず、正しい方向へ導けば、後悔するような事態にあわずにすむということ。「羊を牽けば悔い亡びん」とも読む。
人を導く立場の人の年頭の誓いに。「後悔しても手遅れ」の意味ではないので注意
典拠:『易経』夬卦/四字熟語辞典オンライン https://yoji.jitenon.jp/yojik/5339
羊の皮衣を着て釣り糸を垂れる。世俗を離れてのんびり暮らす隠者のたとえ。後漢の厳光の故事。
退職された恩師などへ「羊裘垂釣の日々をお過ごしのことと存じます」と。豪勢な暮らしの意味ではない
典拠:『後漢書』厳光伝/四字熟語辞典オンライン https://yoji.jitenon.jp/yojic/1026 /字通「羊裘」 https://kotobank.jp/word/%E7%BE%8A%E8%A3%98-2869819
屠所に引かれて行く羊。刻々と死期が迫ることのたとえ。また、不幸に直面して気力を失っていることのたとえ。
死が近づくたとえで新年には不吉。日本国語大辞典は人を指す比喩として使うと差別的表現になると注記
典拠:北本涅槃経/デジタル大辞泉・日本国語大辞典(コトバンク) https://kotobank.jp/word/%E5%B1%A0%E6%89%80%E3%81%AE%E7%BE%8A-583547
屠所に引かれて行く羊の歩み。死がしだいに近づくことのたとえ。また、歳月・光陰。
「ゆっくり着実に」の意味ではなく、死に近づくたとえ。年賀状の「羊のように一歩ずつ」とは別物
典拠:北本涅槃経/デジタル大辞泉・日本国語大辞典(コトバンク) https://kotobank.jp/word/%E7%BE%8A%E3%81%AE%E6%AD%A9%E3%81%BF-610830
「羊頭を掲げて狗肉を売る」の略。見せかけは立派でも実質が伴わないこと。
見かけ倒し・ごまかしを批判する言葉なので、相手への挨拶には使えない
典拠:『無門関』/デジタル大辞泉・四字熟語を知る辞典(コトバンク) https://kotobank.jp/word/%E7%BE%8A%E9%A0%AD%E7%8B%97%E8%82%89-653271
親切そうにふるまっているが、内心ではよからぬことを考えている人物のたとえ。新約聖書から。
偽善者を指す悪口なので年賀状には不向き
典拠:デジタル大辞泉(コトバンク) https://kotobank.jp/word/%E7%BE%8A%E3%81%AE%E7%9A%AE%E3%82%92%E7%9D%80%E3%81%9F%E7%8B%BC-1711739
学問の道が多方面に分かれすぎて真理を得にくいこと。転じて、方針が多すぎてどれを選ぶべきか迷うこと。亡羊の嘆。
途方に暮れる・迷うことのたとえで、新年の挨拶には後ろ向き
典拠:『列子』説符/デジタル大辞泉・日本国語大辞典(コトバンク) https://kotobank.jp/word/%E5%A4%9A%E5%B2%90%E4%BA%A1%E7%BE%8A-559707
多くの弱い者を連合させて強者に対抗すること。どう努力しても勝ち目のないことのたとえ。
「みんなで力を合わせれば勝てる」ではなく「勝ち目がない」の意味なので、団結の呼びかけに使うと逆の意味になる
典拠:『戦国策』楚策/デジタル大辞泉・日本国語大辞典(コトバンク) https://kotobank.jp/word/%E7%BE%A4%E7%BE%8A%E3%82%92%E9%A7%86%E3%81%A4%E3%81%A6%E7%8C%9B%E8%99%8E%E3%82%92%E6%94%BB%E3%82%80-3210444
迷いの多い、弱い人間のたとえ。新約聖書のたとえ話から。ストレイシープ。
相手を「迷える羊」と呼ぶのは失礼。自分のことを謙遜して言う場合以外は避ける
典拠:故事成語を知る辞典・デジタル大辞泉(コトバンク) https://kotobank.jp/word/%E8%BF%B7%E3%81%88%E3%82%8B%E7%BE%8A-635911
羊を殺して肉を売る店。転じて、自分の身の程に相応しい仕事のたとえ。褒賞を辞退して羊肉屋に戻った楚の説の故事。
意味は「分相応・無欲」で悪くないが、「屠(ほふる)」の字が新年の賀詞になじまない
典拠:『荘子』譲王/四字熟語辞典オンライン https://yoji.jitenon.jp/yojie/2257
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羊腸小径(ようちょうしょうけい)
羊裘垂釣(ようきゅうすいちょう)
羊質虎皮(ようしつこひ)
羊頭狗肉(ようとうくにく)
亡羊之嘆(ぼうようのたん)
亡羊補牢(ぼうようほろう)
十羊九牧(じゅうようきゅうぼく)
告朔餼羊(こくさくのきよう)
多岐亡羊(たきぼうよう)
屠所之羊(としょのひつじ)
屠羊之肆(とようのし)
岐路亡羊(きろぼうよう)
望羊之嘆(ぼうようのたん)
楽羊啜子(がくようてっし)
牽羊悔亡(けんようかいぼう)
羝羊触藩(ていようしょくはん)
肉袒牽羊(にくたんけんよう)
虎皮羊質(こひようしつ)
読書亡羊(どくしょぼうよう)
羊の歩み(ひつじのあゆみ)
羊の皮を着た狼(ひつじのかわをきたおおかみ)
羊を以て牛に易う(ひつじをもってうしにかう)
羊の皮をかぶった狼(ひつじのかわをかぶったおおかみ)
羊頭を懸けて狗肉を売る(ようとうをかけてくにくをうる)
羊頭を掲げて狗肉を売る(ようとうをかかげてくにくをうる)
亡羊の嘆(ぼうようのたん)
屠所の羊(としょのひつじ)
屠所の羊の歩み(としょのひつじのあゆみ)
群羊を駆って猛虎を攻む(ぐんようをかってもうこをせむ)
贖罪の羊(しょくざいのひつじ)
迷える羊(まよえるひつじ)
告朔の餼羊(こくさくのきよう)
迷える子羊(まよえるこひつじ)
羝羊藩に触る(ていようまがきにふる)
千羊の皮は一狐の腋に如かず(せんようのかわはいっこのえきにしかず)
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