...何故かと言うと彼は「ゲームに努力する人すべてはすべてのことに控えめである」と言ったからである...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...まゆみがおっとりとして口数も少なく万事控えめなのに反して...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...できるだけ控えめにしたほうが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...竹さんに就いての御報告を控えめにしていたが...
太宰治 「パンドラの匣」
...ハレマイヤ 控えめに行こう...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...スタンガスンは無口の控えめな男でしたが...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...君は人生の目標を限定したって……その控えめな道を精一杯追求してくれ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...たぶんもう少し後で……」思わせぶりに止めたので、メアリが明るく笑い、顔を赤らめ、嬉し涙で、控えめに訊いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...なぜ社交新聞に載らないのかな」アイダ嬢がグレイを見て控えめに言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...地域の人々に紹介してもらわねばなりません」「話合いはご納得で」とヴィラが控えめに訊いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...「控えめに言っても軽率でしたね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...コニーが控えめに聞いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...こほと控えめな咳をしていられた...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...むしろ控えめな親しみの情さえ感じられたが...
山本周五郎 「青べか物語」
...「ときに、お家のほうはうまくいっているそうで、ようございましたな」「やあどうも、そんなことまでお耳にはいっては」「いや気にかかっていたものですからな、しかし失礼ですが感服しましたよ、庫田でも萩原でも云っているのですが、このごろはまるで人違いがしたようだそうで、――控えめな、しっとりしたひとになったという、どうかすると顔を赤らめたりなさるそうで、ときどきびっくりすると云っておりました」玄一郎は返辞に困って苦笑するばかりだった...
山本周五郎 「いさましい話」
...それを表にあらわさず控えめに慎ましく生きるのが女のたしなみだ...
山本周五郎 「菊屋敷」
...庄吉の控えめなおとなしさ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...できるだけ控えめにしながら...
山本周五郎 「雪の上の霜」
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