...糧道を断つてやらう!心のうちに雨がふる...
種田山頭火 「其中日記」
...糧道を絶たれ、ロ人の武器におびやかされ、われらの根拠地であったクシュンコタンにいたこの堀は、事重大と見て取るや、結氷をやぶって蝦夷地に渡った...
本庄陸男 「石狩川」
...その背道の嶮や糧道の遮斷に當てられたらうが...
吉川英治 「折々の記」
...敵の糧道を断(た)っておりますが...
吉川英治 「黒田如水」
...寄手の後方に変りはないか」「敵の糧道はどうだ」「ここ一ヵ月半ばかり...
吉川英治 「三国志」
...包囲して糧道を断った...
吉川英治 「三国志」
...それこそ蛮軍が糧食を運んでいる唯一の糧道だ...
吉川英治 「三国志」
...敵は夾山(きょうざん)の谷に屯(たむろ)して、こっちの輸送隊を襲い、毎日の兵糧はみんな奴らに奪われているので」「なに、糧道を断ったと...
吉川英治 「三国志」
...孔明がいつも糧道の円滑に悩んでいた例を幾多知っていたので...
吉川英治 「三国志」
...糧道も絶たれかねない勢いだった...
吉川英治 「私本太平記」
...糧道の難(なん)すらあるというのである...
吉川英治 「私本太平記」
...糧道(りょうどう)もつづきません」「兵糧は何としておるか」それには...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏を洛中に入れて糧道を断(た)つ...
吉川英治 「私本太平記」
...――糧道(りょうどう)の一つはあすから開ける...
吉川英治 「私本太平記」
...城下の十方はすべて焦土、糧道なく、水の手は涸(か)れ、しかも援軍の来るお見こみもまずあるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...糧道を断ち、折々、歯の根を揺りうごかせば」「急攻の見込みなくば、いったん岐阜(ぎふ)へ引揚げよと、父の信長よりさしずが参っておる...
吉川英治 「新書太閤記」
...まったく糧道(りょうどう)を断たれてからもう三十日以上にもなるという...
吉川英治 「茶漬三略」
...水道を絶ち糧道を絶たれた湖中の町が...
和辻哲郎 「鎖国」
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