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高浜虚子 「俳句の作りよう」
...糧道(りょうどう)が絶たれ...
中島敦 「弟子」
...糧道を絶たれ、ロ人の武器におびやかされ、われらの根拠地であったクシュンコタンにいたこの堀は、事重大と見て取るや、結氷をやぶって蝦夷地に渡った...
本庄陸男 「石狩川」
...十 収容中どんな心掛けで暮す積りか普通ニ暮ス積リデ居ル十一 今後どうして世渡りをする積りか糧道ハ出来得ル限リペンニ依ッテ得テ行ク積リデ居ル...
槇村浩 「入所時感想録」
...もっとも重要なものは糧道の確保であった...
山本周五郎 「城を守る者」
...その背道の嶮や糧道の遮斷に當てられたらうが...
吉川英治 「折々の記」
...寄手の後方に変りはないか」「敵の糧道はどうだ」「ここ一ヵ月半ばかり...
吉川英治 「三国志」
...包囲して糧道を断った...
吉川英治 「三国志」
...敵は夾山(きょうざん)の谷に屯(たむろ)して、こっちの輸送隊を襲い、毎日の兵糧はみんな奴らに奪われているので」「なに、糧道を断ったと...
吉川英治 「三国志」
...糧道の急所を衝かれては...
吉川英治 「三国志」
...近江口の糧道抑(おさ)えが一つの目的だったのだが...
吉川英治 「私本太平記」
...いつか四道(どう)の糧道(りょうどう)をふさがれ...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏を洛中に入れて糧道を断(た)つ...
吉川英治 「私本太平記」
...――糧道(りょうどう)の一つはあすから開ける...
吉川英治 「私本太平記」
...「糧道を断たれ、城外との聯絡を断たれて、孤立の城兵は、上下みな死を決しています...
吉川英治 「新書太閤記」
...すこし焦躁(あせ)って来たな』『糧道(りょうどう)が苦しいのだろう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...敵の糧道の遮断に当ったことだろうが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...周囲に四つの城を設け、通路を塞ぎ、糧道を絶って、包囲の態勢を整えたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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