「織部灯籠」の読み方・画数・意味
読み
意味
石灯籠の一種。基礎を持たず竿を直接土中に埋め込む活込み型で、笠は四角形、竿の下部に人物像が浮き彫りされる。茶人・古田織部の考案と伝えられ、露地の蹲踞の鉢明かりに用いる。竿の彫像を聖母像と見る説から「キリシタン灯籠」とも呼ばれる。
語源や由来
桃山時代の茶人・古田織部(1543-1615)が考案したと伝えられることに由来する。竿上部の十字形と下部の人物像を隠れキリシタンの信仰と結びつける俗説から、別名「キリシタン灯籠」が生まれた。
「織部灯籠」の例文と使い方
造園
露地の蹲踞脇に織部灯籠を据え、鉢明かりとした。
活込み型なので埋め込む深さで高さを調整できる点を添えると設計意図が伝わる。
茶道
織部灯籠は古田織部の作意を今に伝える意匠として珍重される。
「織部好み」という語と併せて使うと時代背景が明確になる。
歴史
桂離宮の織部灯籠はキリシタン灯籠として紹介されることもある。
俗説を断定的に述べず「〜と伝えられる」と留保をつけるのが無難。
庭園・茶道・キリシタン史のいずれの文脈でも使われる。「キリシタン灯籠」と同一視されることが多いが、両者を区別する研究者もいる。
各漢字の詳細
中国語発音
「織部灯籠」を中国語で発音: