「生殺与奪」の読み方・画数・意味
読み
画数
意味
人の命を自由に支配できる力
語源や由来
「生殺与奪」の語源は古代中国の法家思想に由来する。「生殺」は生命を奪う権限、「与奪」は財産や地位を与えたり奪ったりする権限を指し、君主が臣下の運命を完全に支配する絶対的権力を表した。『韓非子』など戦国時代の文献で使用され、日本では中世以降、支配者の絶対的権力を表現する際に用いられた。
「生殺与奪」の例文と使い方
歴史・政治
古代の王は生殺与奪の権力を握り、臣民の運命を左右した。
権力や支配を強調する文脈で使用する。現代の民主主義社会では不適切な表現になり得るため注意。
ビジネス
取引先の存続を左右する契約条件は、まさに生殺与奪を握る行為だ。
比喩的に企業間の力関係を表現する場合に使用可能だが、過度な威圧感を与えるため慎重に。
医療
終末期医療における延命治療の決定は、医師の生殺与奪の権利ではない。
倫理的な議論を喚起する表現。患者の自己決定権を尊重する現代医療では不適切とされる場合が多い。
「絶対的支配権」を意味する硬い表現。類語「生殺の権」より強いニュアンス。現代では人権意識の高まりから使用場面が限られる。
各漢字の詳細
- 「生」
- 「殺」
- 「与」
- 「奪」
中国語発音
「生殺与奪」を中国語で発音: