「大秦」の読み方・画数・意味
読み
画数
意味
古代中国でローマ帝国を指した呼称
語源や由来
「大秦」は古代中国でローマ帝国や東ローマ帝国を指した名称。『後漢書』西域伝に初見され、当時の中国人が西方の大国を「秦」に例えたことに由来する。シルクロードを通じた交易で知られたローマ帝国の絹織物やガラス製品が、中国で「大秦」の産物として記録されている。地理的認識の限界から、実際のローマ帝国よりさらに西の地域を指す場合もあった。
「大秦」の例文と使い方
歴史学
『後漢書』には、大秦(ローマ帝国)からの使者が訪れた記録が残されている。
学術的な文脈では「大秦」をローマ帝国の中国名として正確に使用する。一般的な会話では通じない可能性があるため注意。
文化交流
シルクロードを通じて、大秦のガラス工芸が中国にもたらされた。
古代東西交流の文脈で用いる際は、具体的な文物や出来事と結びつけると理解されやすい。
小説・創作
主人公は大秦の商人から謎の地図を託される。
フィクションでは異国趣味を演出できるが、歴史考証が必要な作品では正確な使用が求められる。
「大秦」は固有名詞に近いが、古代中国が特定の地域を指すために創造した呼称であり、文化的概念として熟語とみなせる。現代ではほぼ死語であり、専門分野以外での使用は避けるべき。
各漢字の詳細
- 「大」
- 「秦」
中国語発音
「大秦」を中国語で発音: