...四天王の面々はこの時既に遁げたれば...
泉鏡花 「活人形」
...「それで、同志の面々だが、今、血判した奴だけでこれだけある...
直木三十五 「南国太平記」
...そこに何か仔細がなければならぬと思って与力同心の面々は...
中里介山 「大菩薩峠」
...畢にその断面々々が一人格中に包摂される底の実質を失つたのである...
中原中也 「詩に関する話」
...家族の面々財産を別にしてゐるといふ...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...卓(テーブル)の周囲に蝟集(いしゅう)する面々は...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...御祝儀非役之面々無之(これなし)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...加番(かばん)の面々を呼び集めた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...さっきから官兵衛の誹謗(ひぼう)ばかり並べていた老臣以下の面々は...
吉川英治 「黒田如水」
...帷幕(いばく)の面々と共に...
吉川英治 「私本太平記」
...悲腸にとらわれていた面々も...
吉川英治 「私本太平記」
...「――以上の面々は...
吉川英治 「私本太平記」
...四天王(てんのう)の面々を左右にしたがえて悠然(ゆうぜん)と見ていた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...毛利方のうちでも今度の和議を心から迎えていなかった強硬組の面々は...
吉川英治 「新書太閤記」
...そこで呉用は、他の面々へも、言いふくめた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...晁蓋やほかの面々にみちびかれて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...戻りかけた面々も足を回(かえ)して...
吉川英治 「源頼朝」
...町の床屋の面々を呼びあつめて...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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