...思想家の面々相接する處は寧ろ思想家自身である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...畢にその断面々々が一人格中に包摂される底の実質を失つたのである...
中原中也 「詩に関する話」
...面構(つらがま)えに似気(にげ)なく心の優しい部落の面々に別れを告げ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...乗組士官の面々は固(もと)より日本人ばかりで事に当ると覚悟して居た処が...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...どうしても自説をまげぬ面々であった...
本庄陸男 「石狩川」
...昨日の若侍と剣士日下部典六の面々とバッタリ出会った...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...その数二三十と思しき捕吏(とりて)の面々...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...すぐにでも打ち立てる面々は名乗って出よ」と...
吉川英治 「三国志」
...いわゆる重職や幕府序列の面々ではない...
吉川英治 「私本太平記」
...「正季」「はっ」「ほかの面々も聞いておけ...
吉川英治 「私本太平記」
...ずかずかと迫っていった四天王(てんのう)の面々が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...家中の面々およそ二...
吉川英治 「新書太閤記」
...お立ちぞう」それには侍側の面々すら...
吉川英治 「新書太閤記」
...面々も、よい敵を選んで、華やかに名を遂げ給え...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだ戻りませぬ」旗本の面々も...
吉川英治 「新書太閤記」
...これでいささかは梁山泊の面々へも申しわけが立つ」しかし宋江は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...怪しい者! と聞いて、三卿の面々、あわただしく連名状を巻き納めた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...てっきりこの舟にいるものと思い込んできた面々は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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