...新田氏譜代の面々は徳川家康の旗下に列した者も多かつたが...
石川三四郎 「浪」
...矢走千鳥(やばせちどり)という面々で...
海野十三 「恐怖の口笛」
...面々に頻りに之を望み申す...
太宰治 「右大臣実朝」
...面々各自(てんで)の挨拶がある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...公の政治生涯は多面にして而も面々華麗なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...人に追はれてばかりゐる野武士軍の面々は退却は十分に心得て居りましたから...
牧野信一 「船の中の鼠」
...加番(かばん)の面々を呼び集めた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...そのほかの面々をふり向いた...
吉川英治 「上杉謙信」
...人違いして後悔いたすな」「この月明りに誰も知る山手組の面々が眼に入らぬか」「氷川下の深見重左先生...
吉川英治 「剣難女難」
...「すわ」とばかり袁紹のまわりには、旗本の面々が、鉄桶(てっとう)の如く集まって、これを守り固めるやら、「退(ひ)くなッ」と、督戦するやら、「かかれ、かかれっ」「呂布、何者」「総がかりして討取れ」などと、口々には励ましたが、誰あって、生命を捨てに出る者はない...
吉川英治 「三国志」
...いま名ざした面々は...
吉川英治 「私本太平記」
...はやく落ちよ」と正成に叱られて堂外へ出ていた面々も...
吉川英治 「私本太平記」
...けれど前後を取り囲んでいる三河譜代(ふだい)の面々は...
吉川英治 「新書太閤記」
...それらの面々が、やがてすぐ物見から帰って来ての報告を綜合すると、ほぼ敵方の実体と、火の手の程度がわかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一門ノ面々ニモ或ハ殉(ジユン)ジ或ハ降人トナリ...
吉川英治 「新書太閤記」
...懸念すな」案外明るい主人の声を聞いて供の面々は...
吉川英治 「新書太閤記」
...静かに通ろう」やがて面々は目顔で...
吉川英治 「新書太閤記」
...――それから?」「詳しい謀(たくら)みはさぐり得ませぬが、あらましを察するに、柴田党の面々は、どうしても、筑前殿を生かしておけぬとしておりまする...
吉川英治 「新書太閤記」
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