...段と段との隔たりが大きくておまけに狭く...
有島武郎 「星座」
...お前達の知識とはまだずつと隔たりのある事なんだからね...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...花田の死体から二間ほど隔たり...
梅崎春生 「日の果て」
...世界の強大なる国の地位に大いなる隔たりが有り...
大隈重信 「平和事業の将来」
...七八里隔たりても...
大町桂月 「千葉夜行記」
...わたしと以前の居住者とのあいだに大きな隔たりをつくっていること...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...実は到底踰(こ)えることの出来ない隔たりがある...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...以前と同じ隔たりをおいて突っ立った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...存在と実存在との隔たりの隙虚(すきま)に画布ならびにエクランはしずかにすべり入るとも考えられる...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...という先進国の形態にはなお大きな隔たりがあった...
中井正一 「調査機関」
...いつか知らず二三間は隔たりが出来てくるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...両者は、隔たり、近接、上に、下に、前に、後に、等、無数の比較の源泉である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...時間の異なる隔たりにおいて...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そこに隔たりも葛藤もなかつたのだ...
北條民雄 「鬼神」
...互(かた)みの顔ようように隔たりつつ...
宮崎湖処子 「空屋」
...隔たりのない総ての親密さが私達親子の上にあった...
室生犀星 「幼年時代」
...との隔たりはとても遙かなものであるから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...百年の隔たりがあるように思えた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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