...段と段との隔たりが大きくておまけに狭く...
有島武郎 「星座」
...時には三丁と四丁の隔たりはあっても同じ田畝に...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...人の夫とわが夫との相違は数をもっていえない隔たりである...
伊藤左千夫 「春の潮」
...世界の強大なる国の地位に大いなる隔たりが有り...
大隈重信 「平和事業の将来」
...幹と幹との間を数丁の隔たりに見せる...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...存在と実存在との隔たりの隙虚(すきま)に画布ならびにエクランはしずかにすべり入るとも考えられる...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...その人もまたわれを見て互に隔たりし席より訝(いぶか)しげに顔を見合せたり...
永井荷風 「書かでもの記」
...山河渓谷の隔たりがあるとはいえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...事実彼と伯父との間にはちょうど半世紀の年齢の隔たりがあった...
中島敦 「斗南先生」
...何の隔たりもなくこう話しかけます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...両者は、隔たり、近接、上に、下に、前に、後に、等、無数の比較の源泉である...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...時間の異なる隔たりにおいて...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そして記録簿が互にある隔たりをもつ別々の年についてしか与えられていない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ずっと以前から性格の相違が原因になったわずかな感情の隔たりはあったし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宇治時代と今とはあまりにも年月が隔たり過ぎ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...我々の振舞いと彼らの振舞いとの間には実に非常な隔たりがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...今の境遇と気性は怖ろしい隔たりである...
吉川英治 「剣難女難」
...百年の隔たりがあるように思えた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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