...「春寒のため、コートを着た方がいいですよ...
...「春寒になると、風邪を引きやすいですね...
...「春寒な空気を感じながら、桜の花見を楽しみました...
...「春寒をしのぐために、温かい飲み物を飲みます...
...「今日は春寒だけど、明日は暖かくなるみたいですよ...
...春寒(しゅんかん)の曠野(こうや)を眺めて行った...
芥川龍之介 「将軍」
...春寒い夜風に罐の火の燃えしぶる音がする...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...かりそめの情は仇(あだ)よ春寒し二月二十一日 発行所例会...
高浜虚子 「五百五十句」
...よい日であつたお粥・たま/\人くれば銭のことをいふ春寒・暗さ...
種田山頭火 「其中日記」
...三月二日晴、春寒、不自由不愉快...
種田山頭火 「其中日記」
...……・春めいた朝はやうから乞食二月十七日晴、降霜結氷、春寒...
種田山頭火 「其中日記」
...焼場です長門峡いま写します紅葉が散りますあるけば草の実すわれば草の実春が来た水音の行けるところまで梅もどき赤くて機嫌のよい目白頬白春寒のをなごやのをなごが一銭持つて出てくれたさて...
種田山頭火 「草木塔」
...春寒うつくしい月夜であつた...
種田山頭火 「道中記」
...春寒(はるさ)むの道ばたにふくらむ山吹は...
壺井栄 「二十四の瞳」
...ことしの春寒のころになってから三毛の生活に著しい変化が起こって来た...
寺田寅彦 「子猫」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...春寒き夜に曝し出されたるさま何とも知れず哀れふかし...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...春寒料峭...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...春寒の夜を深み、加茂川の水さへ死ぬ頃を見計らつて桓武天皇の亡魂でも食ひに來る氣かも知れぬ...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...――まだ春寒い夜更(よふ)けの風に吹かれて門を出ながら...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...そうして二月はじめの春寒(はるさむ)というにふさわしい...
山本周五郎 「菊千代抄」
...春寒というのだろう...
山本周五郎 「寒橋」
...急に春寒の野に霙が降って来たが...
横光利一 「旅愁」
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