...但だ克伐(こくばつ)怨欲(えんよく)...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...彼は生(いき)ながら怨靈(をんりやう)となれり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...今でも怨(うら)んでいるけれど...
泉鏡花 「女客」
...パンドラの箱の中には、疾病、恐怖、怨恨、哀愁、疑惑、嫉妬、憤怒、憎悪、呪咀、焦慮、後悔、卑屈、貪慾、虚偽、怠惰、暴行などのあらゆる不吉の妖魔がはひつてゐて、パンドラがその箱をそつとあけると同時に、羽蟻の大群の如く一斉に飛び出し、この世の隅から隅まで残るくまなくはびこるに到つたといふ事になつてゐるが、しかし、呆然たるパンドラが、うなだれて、そのからつぽの箱の底を眺めた時、その底の闇に一点の星のやうに輝いてゐる小さな宝石を見つけたといふではないか...
太宰治 「お伽草紙」
...それに就いて人は怨まれぬ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...……と云って別に何も怨むのでもないのですけれど...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...山崎に私の怨みがあるわけでもなんでもない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついにはこれを供給した人にこの怨(うらみ)を被(き)せ...
新渡戸稲造 「自警録」
...人に怨(うら)まれるような人間じゃありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...小町娘の怨(うらみ)に燃える眼は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは怨む方の無理で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...惡い智惠(ちえ)を搾(しぼ)ツてフン奪(だく)るのだ………だから他の怨(うらみ)を購(か)ひもする...
三島霜川 「平民の娘」
...魏ではそれを王侯の礼をもって国葬に附したということです」「呉の意は何にあるのか」「わが蜀の怨みを怖れ...
吉川英治 「三国志」
...君が怨念(おんねん)と遺託に...
吉川英治 「新書太閤記」
...骨肉の怨み是非なく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「そのお怨みはお門違(かどちが)いでござンしょう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...――其許(そこもと)を怨むどころか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...かくて兄弟の膝に怨みの涙...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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