...転々と苦しんで居ります罪人も...
芥川龍之介 「地獄変」
...茶碗は転々して最後に主人の手に渡り...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...日本兵はその家々を転々として訪れ...
石川欣一 「比島投降記」
...それがまた転々して...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...そこをふり出しに転々と流れ歩いて居りますのですが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...須磨と転々療養をした揚句(あげく)松山に帰省したのはその年の秋であった...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...私は転々悶々(もんもん)として...
田中英光 「野狐」
...その書は転々として知らぬ人の手より...
永井荷風 「枯葉の記」
...転々禍の種を蒔き散らして歩いて居たのです」ここまで話して...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...九州一円を転々と行商をしてまわっていたのである...
林芙美子 「新版 放浪記」
...転々として居を追はれる両親に附いて...
葉山嘉樹 「氷雨」
...または愚かなる酒に追はれてあちらこちらと引越車を曳いて転々としたことなどを...
牧野信一 「僕の酒」
...その文庫に就いては近頃転々常に座右に一書物もないやうな日ばかりを送つてゐるんだから止むを得ないが...
牧野信一 「吾家の随筆」
...それへ吹き当てる風のために転々としてあたかも車のように広い砂漠原を転がり飛び行くのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...中野は三十年間転々としてアメリカであらゆる労役に従事していた間に...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...所在を尋ねると転々するというのは...
柳田国男 「山の人生」
...一時の、発作(ほっさ)とはおもわれますが、苦しげに、口に泡をふき、眼をつりあげ、顔色蒼白となって、転々と、もがき抜いている有様...
吉川英治 「大岡越前」
...そしてややしばらく芋虫(いもむし)のように転々(てんてん)として上になり...
吉川英治 「神州天馬侠」
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