...「彼の演技には讃辞を送りたい気持ちになる...
...「今回のプロジェクト成果に対して、上司から讃辞をいただきました...
...「名医と呼ばれるだけのことはある、彼にはあらゆる面で讃辞を送りたくなる...
...「経験値が増えたことで、自分自身に讃辞を贈りたい気持ちになった...
...「優れた成績を収めた選手たちに対して、観客から讃辞が送られた...
...殆んど来る毎にお定に言つてゆく讃辞(ことば)なので...
石川啄木 「天鵞絨」
...いっそうの讃辞を期待する始末であった...
上田広 「指導物語」
...まさかそんな讃辞が博士より聞けようとは期待していなかったからである...
海野十三 「地球発狂事件」
...何だか恥ずかしくて言えないような最大級の讃辞が並べられて居りました...
太宰治 「きりぎりす」
...そういう讃辞(さんじ)を得ている作家には注意しなければならない...
太宰治 「如是我聞」
...人の讃辞なんか真(ま)に受けちゃいけないよ...
太宰治 「火の鳥」
...いろ/\の人から讃辞や激励の言葉を浴びせられ...
谷崎潤一郎 「泉先生と私」
...讃辞(さんじ)謝辞(しゃじ)口を衝(つ)いて出る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...オデュッセイアと、ルクレティウスと、毛詩鄭箋(ていせん)と、それさえ消化(こな)しかねるほどの・文字通りの「スモオル・ラティン・アンド・レス・グリイク」と、それだけで生活は足りると思っていた俺は、何という人間知らずだったことであろう!杜樊川(とはんせん)もセザアル・フランクもスピノザも填めることのできない孔竅(あな)が、一つの讃辞、一つの阿諛によってたちまち充たされるという・人間的な余りに人間的な事実に、(そして、自分のような生来の迂拙(うせつ)な書痴にもこの事実が適用されることに)三造は今更のように驚かされるのである...
中島敦 「狼疾記」
...声に出して讃辞を送った者も少くなかった...
中村地平 「霧の蕃社」
...あらん限りの讃辞を捧げて彼を褒めそやし...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...去年からそれを希望し今年三月を限りとし「長く通した我儘気儘最早や年貢の納め時」の歌を唄いつつこの大学の名物男(これは他からの讃辞であって自分は何んとも思っていない)またはいわゆる植物の牧野サン(これも人がよくそう言っている)が...
牧野富太郎 「植物記」
...「長く通した我儘(わがまま)気儘最早や年貢の納め時」の歌を唄いつつこの大学の名物男(これは他からの讃辞であって自分は何んとも思っていない)またはいわゆる植物の牧野サン(これも人がよくそういっている)が...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...そうして誰にも劣らず讃辞を惜しまないであろうと...
柳宗悦 「日本民藝館について」
...「こんなことがあったっけだ」春さんはかれらの讃辞から身を除けるように云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...めったに讃辞を送らない...
吉川英治 「大岡越前」
...もう一さし見たいほどである」と讃辞を言伝(ことづ)けさせ...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分たちへ対する絶大な讃辞だった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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