...とりとめのない妄想(もうぞう)に耽っていると...
芥川龍之介 「女体」
...大佐と小ヴォローヂャは何時間も撞球やピケット遊びに耽るし...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...自分と自分の興味に耽(ふけ)りながら話していた...
徳田秋声 「足迹」
...手々(てんで)にそんな話に耽(ふけ)っていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...耽美(たんび)主義者...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...講談雑誌によみ耽つてゐるのもある...
永井荷風 「勲章」
...車座になつて弄花の戯に耽つた...
牧野信一 「小川の流れ」
...街(まち)へ赴(おもむ)くとそれを抵当にしてあっちこっちの茶屋や酒場で遊蕩(ゆうとう)に耽(ふけ)っては...
牧野信一 「ゼーロン」
...面白い?」千枝子に云はれると私は斯んな娯楽にばかり耽つてゐて何うなるものか……といふ自責に迫られるのですが...
牧野信一 「早春のひところ」
...イヽ気な迷想に耽つた...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...さうしてはるかに美しい想ひに耽ることが出来ます...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...例の如く森の中で憂鬱な哲学に耽つて寝てゐると...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...毎日/\午から夕方まで語学の研究に耽つてゐましたが...
牧野信一 「満里子のこと」
...耽念に塩煎餠をあぶるやうに遠火で乾した...
牧野信一 「昔の歌留多」
...腕組をして凝つと想ひに耽つてゐる様子であつた...
牧野信一 「露路の友」
...ほとんど休みなく耽るならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
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三好達治 「朝菜集」
...父王が王子の出家を恐れて妓女を付して昼夜歓楽に耽(ふけ)らしめたということも...
和辻哲郎 「孔子」
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