...屹度良好な結果が擧るに違ひないと信ずるから...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...今日の社會に於いてさへさういふ新社會の萌芽が段々發達しつつあることを擧げてゐる...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...内へ歸ると細君の前に頭が擧(あが)らん奴よ...
石川啄木 「我等の一團と彼」
......
武田祐吉 「古事記」
...文章が違つて居るものといふのを擧げて居る...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...史記の中にその篇目が擧げられてゐる...
内藤湖南 「支那目録學」
...荒木田守良が鹿龜雜誌(富岡氏藏本)に麻遲の名の古書に見えたるを擧げて...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...注(つ)がれるものは茶碗(ちやわん)の手(て)を擧(あ)げて相手(あひて)が持(もつ)てる徳利(とくり)の口(くち)へ手(て)を掛(か)けて酒(さけ)の滾(こぼ)れるのを防(ふせ)いだ...
長塚節 「土」
...足を擧げて驅けるのだと...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...旦那樣を殺したのは私ではありません」お仲は靜かに顏を擧げました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...又何にか?」主人は顏を擧げました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...下手人を一日も早く擧げなきやなりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...靜かに顏を擧げました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まづ第一(だいゝち)にイギリスのロンドンにある大英博物館(だいえいはくぶつかん)を擧(あ)げなければなりません...
濱田青陵 「博物館」
...擧げ來ればいづれも生々と動く氣分よりも...
原勝郎 「鞦韆考」
...三の例を擧げてみよう...
三木清 「歴史哲學」
...それからそれと實例を擧げて...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...こは我評を以てことさらに逍遙子が論の一面を擧げて其全體と看做したるものとなしゝならむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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