...語り口を変えましょう...
梅崎春生 「凡人凡語」
...そない語り口やと乃公(わし)が出られへんと小言(かす)を食はせて...
薄田泣菫 「茶話」
...何を措(お)いてもその語り口の下品なのが厭(いや)なのであった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...恐懼に堪へないやうな語り口で話した...
中島敦 「かめれおん日記」
...語り口は訥々(とつとつ)としていても...
野村胡堂 「胡堂百話」
...語り口の奥床(おくゆか)しいのに打込んで...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...再起の綾之助の語り口も...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...その模様は現代風の婉曲的な語り口では間に合わないので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その語り口のうまさは一寸特記したかった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...詩趣あるという語り口が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...語り口は、例の通り輕いものだが、その底に一時のものではない嘆息がこもつていた...
三好十郎 「肌の匂い」
...語り口が従来と少し違っていた...
武者金吉 「地震なまず」
...先生がその語り口について批判を始めると...
武者金吉 「地震なまず」
...語り口も枯淡の裏に何ともいえぬ独得の妙味があった...
山本笑月 「明治世相百話」
...これはなぜか柳家を名乗ったが先代風の語り口...
山本笑月 「明治世相百話」
...小政は東玉の秘蔵弟子でしんみりとした語り口...
山本笑月 「明治世相百話」
...素直で判りのよい語り口が東京ッ子にも大受けでいつも満員の盛況...
山本笑月 「明治世相百話」
...客観的な行動や平凡な情動を語るような日常的な語り口で提示することはできないのです...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「怪奇小説の執筆についての覚書」
便利!手書き漢字入力検索