...父の体力が衰残しているため、家事を手伝わなければならない...
...起業家は失敗しても、衰残することなく再起することができる...
...この町は人口が衰残しており、若者が流出している...
...この木は歳月の流れとともに衰残し、倒れる寸前だ...
...経済状況の悪化により、多くの企業が衰残している...
...衰残の政府を提げて...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...衰残の気色がありありと見える...
種田山頭火 「夜長ノート」
...そういう衰残の憐(あわ)れな顔を刻んだものは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...衰残(すいざん)...
永井荷風 「曇天」
...衰残と零落とのいい尽(つく)し得ぬ純粋一致調和の美を味(あじわ)わしてくれたのである...
永井荷風 「深川の唄」
...自らの性情その他が原因して失敗衰残の後半生を六区高塔下の舞台の上に曝してゐた悲惨の人々なのであらう...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...衰残の緞帳役者たちと異つて太神楽...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...さる老落語家の手記によると、於梅は寄席では主に手踊りなど見せていたらしいが、衰残の大姥桜、せっかくの踊りも脂気が抜けてただいたましく寄席もひと廻り巡演しただけで好評再演というわけにはいかず、最後は郡部の寄席へまで看板を曝(さら)した、とある...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...都(すべ)て敗頽(はいたい)と衰残(すゐざん)の影が...
三島霜川 「昔の女」
...稍衰残の気象が見える...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」語に毫も衰残の気象を認めない...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索