...肌理の整った美肌を手に入れるため、スキンケアに力を入れている...
...厚手のカーテンを使うことで、窓辺の肌理を弱めることができる...
...地元の木材工場では、肌理を生かした木製品の製造に力を入れている...
...洋服の肌理が崩れないように、洗濯の際に注意が必要である...
...ファッションの世界では、肌理のある素材が重宝されている...
...男には惜しい程肌理(きめ)が濃(こまか)く...
石川啄木 「鳥影」
...肌理(きめ)こまかな婀娜(あだ)もの――おまへの胸から好い香(にほひ)がする...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...そこでなければ味われない肌理(きめ)の細かい風の音と...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...肌理(きめ)のこまかい手で...
高見順 「如何なる星の下に」
...佐竹の顔は肌理(きめ)も毛穴も全然ないてかてかに磨きあげられた乳白色の能面の感じであった...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...肌理(きめ)の細かい女のような皮膚の下から綺麗(きれい)な血の色が...
太宰治 「もの思う葦」
...その肌理(きめ)の細かい...
谷崎潤一郎 「鍵」
...なおのこと痛がるねんわ」病人の肌理(きめ)の粗(あら)い額には...
谷崎潤一郎 「細雪」
...肌理(きめ)の粗い黒く醜く肥えた仙吉の顔の筋肉は...
谷崎潤一郎 「少年」
...妻は決して美貌とはいえないが、その肌は白く、肌理も細かい...
外村繁 「澪標」
...肌理(きめ)の細かい皮膚に手触(てざわり)を挑(いど)むような柔らかさを見せていた...
夏目漱石 「行人」
...顔の肌理(きめ)も男としてはもったいないくらい濃(こまや)かに出来上っていた...
夏目漱石 「明暗」
...その少し硬いが肌理(きめ)のこまかい空気は僕の顔の上に滑り込んでくる...
原民喜 「魔のひととき」
...肌理(きめ)のこまかい...
火野葦平 「花と龍」
...金五郎の肌理(きめ)のこまかい...
火野葦平 「花と龍」
...肌理(きめ)の濃やかさの一層匂うように美しい風で喋っていた...
「海流」
...あなたもそういう気持の肌理(きめ)でいらっしゃるのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ふだん肌理(きめ)のこまかい肌をしていらっしゃるのね」「なにしろ身じまいということをしないのですから」母親の加世が側から答えた...
山本周五郎 「はたし状」
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