...「鞭声(べんせい)粛々(しゅくしゅく)夜(よる)河(かわ)を渡る」なぞと...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...粛々(しゅくしゅく)と円卓子(まるテーブル)の囲(まわ)りをとりかこんだ...
海野十三 「人造人間殺害事件」
...黙々として、粛々として、一切が調節された幸福でなければならない...
種田山頭火 「旅日記」
...粛々として永遠に歩き続けてるのに違いない...
豊島与志雄 「丘の上」
...一様に列を正し粛々としておごそかに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...粛々として七条油小路の現場に出動したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...粛々として木津屋橋さして練って行くと...
中里介山 「大菩薩峠」
...戦地に向う野戦砲兵の一隊が粛々と進んで来るのを見て足を留めた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...マンチェスター警察へ運ぼう」二人は粛々と進み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...粛々たる説教の声...
山路愛山 「英雄論」
...そうして大揺れの下甲板に粛々と担(かつ)ぎ上げられると...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...全軍の長蛇は粛々と...
吉川英治 「上杉謙信」
...粛々(しゅくしゅく)と城内へとおった...
吉川英治 「三国志」
...粛々と、城門へ練ってゆく鉄甲の列のなかに、わが良人(つま)やあるとさがし廻る眼...
吉川英治 「新書太閤記」
...隊伍(たいご)粛々(しゅくしゅく)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...粛々(しずしず)と平河口の方へ出て行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...粛々(しゅくしゅく)と踏んで...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...真っ赤な焔(ほのお)をかざして――それはもちろん松明(たいまつ)であるが――粛々と無言を守って通って行くのが眼に映った...
吉川英治 「親鸞」
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