...伏屋里(ふせやのさと)の箒木(ははきぎ)...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...」「何も取られるやうなものもないぢやアないか?」「箒木一つでも惜しい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...疎(まば)らに生(お)ふる箒木(はゝきぎ)や...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...疎(まば)らに生(お)ふる箒木(ははきぎ)や...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...或は箒木、或は火ばさみに跨り、そしてマリバスは揚鍋(あげなべ)の柄(え)に乘つて出ていつた...
ルイ・ベルトラン Louis Bertrand 上田敏訳 「サバトの門立」
...元素の名前に「桐壺(きりつぼ)」「箒木(ははきぎ)」などというのをつけてひとりで喜んでいる変わった男も若干はあってもおもしろいではないかと思うことがある...
寺田寅彦 「柿の種」
...其(その)まヽ縋(すが)りて箒木(はヽき)の手(て)を動(うご)かせず...
樋口一葉 「曉月夜」
...と箒木(はヽき)を捨(す)てヽ欠(か)け出(だ)すに...
樋口一葉 「曉月夜」
...心(こヽろ)空(そら)になれど土(つち)を掃(は)く身(み)に箒木(はヽき)の面倒(めんだう)さ...
樋口一葉 「曉月夜」
...歌人の所謂(いわゆる)箒木(ははきぎ)で有りとは見えて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...玉箒は箒木なるべし...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...箒木(ほうき)を取っている下僕(しもべ)のように...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...青々(せいせい)たる梧桐(ごとう)の下に箒木を手にしている老人は...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...表の大地は箒木目(ははきめ)立ちて塵(ちり)もなく...
三宅花圃 「藪の鶯」
...源氏物語もこの「空蝉」や「箒木(ははきぎ)」や「夕顔」の帖などは...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??