...彼女は矢先を変えて、新しいプロジェクトに着手した...
...矢先に挟まったかけらが痛かった...
...矢先が尖っているナイフは危険だ...
...矢先をついた発言で彼を怒らせてしまった...
...彼は矢先の狙いが定かで、命中精度が高かった...
...矢先へ二十一本というものを...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...目に其形は認めぬけれども周圍は皆讎敵のやうな心持がしてゐる矢先にこの南京蟲が現はれた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...扨てお誂へはと聞いて居るとしんじよとやらの椀盛にゆばの甘煮とやらでやれ/\と思つて失望を重ねて居る矢先酒とあつたので俄に勇氣を恢復したやうに覺える...
高濱虚子 「俳諧師」
...と考えながらもそれを言い出せずにいた矢先に...
太宰治 「人間失格」
...そんな若やいだ氣持を次第にうしなひかけてゐた矢先であつたから...
太宰治 「列車」
...雪子ちゃんのおめでたい話がある矢先に...
谷崎潤一郎 「細雪」
...おれの頭の中へ浸(し)み込(こ)ましたのではあるまいかと迷ってる矢先へ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...ちぢらし髪やどくどくしい口紅やいたずらに Actif な紅毛(こうもう)女のエキゾティシズムにはあきあきしている矢先とて...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...ムシャクシャしている矢先だったので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三人にも二万両の金を分けてやろうという矢先...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人は夜逃げの相談をしてゐた矢先...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どんな精巧な仕掛がしてあることかと期待していた矢先に...
平林初之輔 「人造人間」
...不安を感じはぢめた矢先に...
牧野信一 「競馬の日」
...加けに今日は旅を想つてゐる、矢先きである...
牧野信一 「消息抄(近頃書いた或る私の手紙から。)」
...近々再び愉快な満洲に武者修業に出かけようといふ矢先きなんだから...
牧野信一 「捜語」
...嘘でないその言葉から過去を淋しく思つてゐる矢先に...
牧野信一 「ランプの明滅」
...そうして……よし……それではここでもう一つ吃驚(びっくり)するものを見せてやろう……と思った矢先に...
夢野久作 「暗黒公使」
...一緒について行こうと考えていた矢先なので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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