...彼女は矢先を変えて、新しいプロジェクトに着手した...
...矢先に挟まったかけらが痛かった...
...矢先が尖っているナイフは危険だ...
...矢先をついた発言で彼を怒らせてしまった...
...彼は矢先の狙いが定かで、命中精度が高かった...
...あせりにあせっている矢先...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...いつかゆつくりお話相手にでもお伺ひしたいものと考へてゐた矢先でございましたので...
太宰治 「右大臣実朝」
...見知らぬ都市へ入城しようという矢先...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...―――そんなことを思いながら歩いている矢先だったのである...
谷崎潤一郎 「途上」
...君江は自分ながらも今夜は少し酔い過ぎたと思っている矢先...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...今こそ分けの合図をと思う矢先に...
中里介山 「大菩薩峠」
...がんりきだけへ矢先を向けることがむずかしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...手を出そうかなと思う矢先へもって来て...
夏目漱石 「坑夫」
...その矢先あの騷ぎで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んか變つた事が起らなければ宜いがと思つて居る矢先...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...つく/″\捕物稼業が嫌になつて居る矢先でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私のこれまでの「小説」といふものに對する考へが非常に變つて來かかつた矢先...
堀辰雄 「「神々のへど」」
...私はお前のどんな手きびしい攻撃の矢先にもまともに耐えて立っていようと決心した...
堀辰雄 「楡の家」
...と心配している矢先き...
三浦環 「お蝶夫人」
...この度射んとしける矢先に...
南方熊楠 「十二支考」
...豊子は帰りの遅いのを心配して居た矢先大変悦んだ...
村山槐多 「殺人行者」
...恐ろしく執拗(しつこ)いので困っている矢先だったから...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...どうかして大手を振って歩けるようにして遣りたいと思っていた矢先だったから...
夢野久作 「爆弾太平記」
便利!手書き漢字入力検索