...間違ひに気づくが早いか...
芥川龍之介 「貝殼」
...どうして暗号のかくし場所を気づくことができたのでしょう...
江戸川乱歩 「大金塊」
...やっと私は気づくのだった...
外村繁 「夢幻泡影」
...だれにでも気づく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...我々は気づくと確信する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...さてその自分にすぐ新しい人生を踏み直す気力があるかどうか自分自身にも分かっていない事に気づくと...
堀辰雄 「菜穂子」
...彼はまたふと阿賀妻の存在に気づくのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...ふつと馬鹿/\しさに気づくと...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...私の声に気づくとにわかに心持にたるみが生じたかのやうに...
牧野信一 「歌へる日まで」
...醒めさへすれば元気づくことだつて! 昨夜殆ど眠れなかつたので酷くだらしがなくて悪かつたけれど...
牧野信一 「小川の流れ」
...実に堪らない口の悪臭をはあつと私の鼻に吐きかけた男に気づくと...
牧野信一 「心象風景」
...気づくと私は、炎々と囲炉裡に炎えさかつてゐた三尺あまりの瘤々逞しい赤松の薪太棒を振りかぶつて、まんまるな月の光りを浴びつゝ、芋畑のふちで鬼と化してゐた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...眼眦が熱くなるのに気づくと慌てゝ傍のブランコに飛び乗つて...
牧野信一 「籔のほとり」
...いかにこの二つの勢いが彼らの作を濁りに沈めているかを気づくであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...一段落してふと気づくと...
山川方夫 「愛のごとく」
...彼が抜身を持っているのに気づくと...
山本周五郎 「さぶ」
...夜半にふと気づくと起きあがって泣いていたりした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...我々の第一に気づくことは...
和辻哲郎 「文楽座の人形芝居」
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