...木村が一人(ひとり)ではいって来たのに気づくと...
有島武郎 「或る女」
...気づくものはないだろう...
海野十三 「太平洋魔城」
...彼は私に気づくと会釈(えしゃく)して中へ入って来たが...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...しかし私は自然のこの後の意味が前の意味とははなはだ異なることに十分に気づくのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...ところが出るなりすぐさま困ったことになったと気づく...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...私と気づくはずもありません...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...人から好かれてるとみずから気づくこともときどきあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ミルクをほったらかしにしたのに気づくだろうか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...正気づくとまた、私はひどく――おお! なんとも言いようもないほど――気分が悪く衰弱していることを感じた、ちょうど長いあいだの飢え疲れのように...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...間違いだったと気づくはめになる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...成吉思汗(ジンギスカン)(ふと暁の色に気づくが...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...さつきからそんな話が話題になつてゐたところだから関はないだらう――さう気づくと私は...
牧野信一 「毒気」
...そう気づくと秀之進は急にふしぎな闘志を感じだした...
山本周五郎 「新潮記」
...夜半にふと気づくと起きあがって泣いていたりした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...わたくしが気づくと同時に...
山本周五郎 「やぶからし」
...親房の峻烈(しゅんれつ)なことばの鞭(むち)もそれに気づくと一たんは口をつぐんでしまった...
吉川英治 「私本太平記」
...あとでは当然その非に気づくことでも...
吉川英治 「新書太閤記」
...そう気づくだけの進歩はあった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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