...簡単な字が添うているのに気づくであろう...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...気づくのがおそかったね...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...誰もそれに気づくものがなかつた...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...彼も私も煙草入を取り出して世間話に連日の疲労も忘れていたが、ふと気づくと、彼はやたらにマッチを摺っている...
種田山頭火 「物を大切にする心」
...だがそこで私は気づいたんだな――私はそれはたくさんのことに気づくんだよ――このガーターはもっと広げられるということに...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...懸っていることに気づくのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...実質は著しく金融資本的な内閣であることに気づくのだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...あるいは気づくことを欲しないで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼らの窮迫のありさまはその人の気づくところとなって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ただKが帽子を部屋に取残して手にしていないのに気づくと...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...龍と花とがのぞいているのに気づくと...
火野葦平 「花と龍」
...うつかりその時間に出遇つたことに気づくと樽野は...
牧野信一 「F村での春」
...目醒めてゐる人間が何んにも考へない――といふのは矛盾だ、と彼は気づく...
牧野信一 「F村での春」
...気づくと私は、炎々と囲炉裡に炎えさかつてゐた三尺あまりの瘤々逞しい赤松の薪太棒を振りかぶつて、まんまるな月の光りを浴びつゝ、芋畑のふちで鬼と化してゐた...
牧野信一 「バラルダ物語」
...起きて空腹に気づく...
山川方夫 「愛のごとく」
...それがまだもやったままであることに気づくと...
山本周五郎 「青べか物語」
...「あとになって自分がばかなことをしたと気づくことだ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...なにげなく足をとめて、ここまでの旅、またこれからの道のりなどを考えていた楊志が、ふと気づくと、謝(しゃ)執事以下、十一梱(こり)の強力(ごうりき)やほかの兵も一つの峰の背へ取ッつくやいな、「もう、だめだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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