...翌年バアトンは英国に帰つて着々と事を進めてゐると...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...しかし大勢は着々として米州の連合に進んでおります...
石原莞爾 「最終戦争論」
...着々渠の素養と技巧とを見せてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...しかも武器も持たずにこのように着々と大事を為し遂げて行く男は...
大阪圭吉 「坑鬼」
...――ロンドンにおける、計画は、着々として、なされたり...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...歸着々の二月二十五日付で...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...其の後蝦夷は着々山背大兄王の勢力を削いで...
内藤湖南 「聖徳太子」
...表面的には徐々と然も見えざる加速度をもって着々と進みつつある...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...着々實驗證明を得たので...
長岡半太郎 「物理學革新の一つの尖端」
...自己が意識せざるうちに筆はすでに着々としてその方向に進んで行く...
夏目漱石 「写生文」
...着々その目的に向いて邁進し...
日野強 「新疆所感」
...着々と進んで、将来のある作家だと思ひました...
牧野信一 「浪曼的月評」
...着々有力な作物が出たことはいうまでもなく...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...赤色陸海軍文学協会(ロカフ)の結成着々と躍進するソヴェト同盟の生産拡張五ヵ年計画とともに...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...殆ど無限ともいうべき各種の表現を行って着々と成果を挙げているのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...むろん菊池攻略と、他の反尊氏勢力への追撃は、着々、すすめられていた...
吉川英治 「私本太平記」
...着々とすすませていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...ある大事を着々とすすめているというのだ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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