...面皰(にきび)だらけの小僧である...
芥川龍之介 「あばばばば」
...保吉は面皰(にきび)の多い小僧に Van Houten はないかと尋ねた...
芥川龍之介 「あばばばば」
...片頬の面皰(にきび)をつぶしていた...
芥川龍之介 「将軍」
...大きい面皰(にきび)のある由を書いた...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...二君又は二禁なるものは今日の面皰である事を知つた...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...右の手を面皰から離して...
芥川龍之介 「羅生門」
...私には面皰(にきび)もあり...
太宰治 「玩具」
...額の面皰(にきび)を気にして毎朝ひそかに軽石でこすり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...めっきり増えた面皰づらを撫(な)で...
田中英光 「オリンポスの果実」
...しきりに顔の小さい面皰(にきび)のようなものを気にしている...
近松秋江 「黒髪」
...面皰顔の唇の厚い口...
豊島与志雄 「春」
...顔中到る所に吹出した面皰(にきび)をつぶしながら...
中島敦 「十年」
...口を噤(つぐ)んだまま正面から私を見返した彼の顔付は――その面皰(にきび)のあとだらけな...
中島敦 「虎狩」
...まだ若い面皰を無理につぶして血膿を出させたりした...
中島敦 「プウルの傍で」
...彼は顔の面皰を気にしながら...
中島敦 「プウルの傍で」
...面皰と笑で顏中いつぱいにして訊いた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...」おりかは滿面の面皰を笑で動搖させながら...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...卓子(テーブル)の上に面皰だらけの顏を載せたやうで...
水上滝太郎 「大阪の宿」
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