...虚二氏よりもこの格堂氏に意を嘱する事が深いのだと思わしめたが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...また小半の腕前もその年齢に似ず望(のぞみ)を嘱するに足るべき事はわたしもとくに認めていたので...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...第二には仏蘭西の本邸に儲(たくわ)えてある東洋の書画載籍(しょがさいせき)の整理を依嘱するため適当な日本人をさがして本国へ同行したいという事を語った...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...父が子に遺嘱するのではなくて...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...これに嘱する人もくわしくは説明しませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...その曲は一人の専門家に委嘱するか...
信時潔 「歌詞とその曲」
...吾人に嘱するに自然の風物吟詠や...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...二家に嘱するに此副本なき二書を愛護せむことを以てする...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...京に帰れば播州姫路藩より西本願寺の連枝本徳寺を経て依嘱する所あり...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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