...男性的な強い弾力を持つ筋肉の震えをまざまざと感ずるので...
有島武郎 「或る女」
...まことに男性的な...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...Mが行つて少したつと四十五六の男性的な粗野なものごしをした赤ら顔の...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...元来は最も男性的な...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そこにはデカダン的で男性的なものがあつた...
種田山頭火 「行乞記」
...それから男性的なラッパの音に導かれて兵隊の行列が現われる...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...男性的なマスタアへのハルミの信頼が強められた...
徳田秋声 「仮装人物」
...伯父のはっきりした男性的な風貌に似なかったことは残念だったが...
中島敦 「斗南先生」
...芸術くらゐ論理的な謂はゞ男性的な性格と環境とを必要とするものはないやうに思はれる...
中原中也 「詩と現代」
...男性的な気概に充ち...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...実にこの男性的な...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...男性的な季節の匂いが私を驚かす...
林芙美子 「新版 放浪記」
...暑さ全く男性的なり...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大きな男性的な唇を声なくうごかしていたが...
吉川英治 「篝火の女」
...皇系にはまれな男性的な御風貌であった...
吉川英治 「私本太平記」
...あくまで男性的な強い線をひいていた...
吉川英治 「親鸞」
...それは男性的なるものの欠乏に起因する...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...まさにその男性的なるものの欠乏なのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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