...その大略を申さば...
井上円了 「おばけの正体」
...妖怪の種類を挙げて申さば...
井上円了 「おばけの正体」
...言葉を換えて申さば...
井上円了 「おばけの正体」
...で強(し)いて申さば...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...われ暇のこと申さば...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...事の仔細を申さば...
高山樗牛 「瀧口入道」
...近く申さば釈迦(しゃか)の孔子のと申す御方(おんかた)には...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...斯(か)う申さばお前(まへ)さまのお心(こヽろ)には何(なん)の彼(あ)んな物(もの)たヽきつけて返(かへ)したしと思(おぼ)しめすか知(し)らねど...
樋口一葉 「經つくゑ」
...斯く申さば讒謗(ざんばう)罵詈(ばり)禮を知らぬしれ者と思ふ人もあるべけれど實際なれば致方無之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...かく申さば、讒謗(ざんぼう)罵詈(ばり)礼を知らぬしれ者と思ふ人もあるべけれど、実際なれば致方(いたしかた)無之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...箇様に悪口をつき申さば生を弥次馬(やじうま)連と同様に見る人もあるべけれど...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...かく申さば讒謗罵詈(ざんぼうばり)礼を知らぬしれ者と思う人もあるべけれど...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...茶儀は無用の虚礼なりと申さば...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...……で御座いますから、申さば貴方は、その解放治療場内で行われました、或る驚異すべき実験の中心的な代表者でおいでになりますと同時に、当九大の名誉の守り神とも申すべきお方に相違ないので御座います」「……そ……そんな恐ろしい実験の中心に……どうして僕が……」と私は思わず急(せ)き込んで、寝台の端にニジリ出した...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...「……申さば、あどけない御子(みこ)やら皇女がたで、罪も知らず、みな別れ別れ、他家に預けられておいでなのです...
吉川英治 「私本太平記」
...なお天文のそれよりも前をただせば、小松平重盛公(こまつたいらのしげもりこう)のお血すじ、さらに、溯(さかのぼ)れば、畏れ多くも、平氏(へいし)は桓武天皇(かんむてんのう)よりわかれ給うところ、申さば、金枝玉葉の御血の雫(しずく)をすら、今のお身に伝えておうけなされているのでござりますぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...申さば主従共(とも)苦労でゆこうというのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...危なッかしいとは思いますけれど……」「申さば鳴門の狂瀾(きょうらん)へ吾から運命を投げこんで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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