...ぶつぶつ独語(ひとりごと)をつぶやきながら...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...独語(ひとりごと)のようでした...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...」白い石は低い声で独語(ひとりごと)を言って...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...」と独語(ひとりごと)を言ひ言ひ...
薄田泣菫 「茶話」
...」私は口のなかで独語をいつた...
薄田泣菫 「独楽園」
...独語(ひとりごと)のようにいい出しました...
橘外男 「仁王門」
...ふっと俺がそう考えただけのことでだれにも言った覚えはねいが……どうしてそんなことがわかったもんだろうなあ!」と独語(ひとりごと)のように考え込んだのでございます...
橘外男 「蒲団」
...彼女の独語は有名で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そうして今の独語を聞かれたのではないかと思って...
寺田寅彦 「追憶の医師達」
...もちろん云っていた事柄が恥ずかしかった訳ではなくて独語を云っていた事が恥ずかしかったのである...
寺田寅彦 「追憶の医師達」
...「それはいい、いい!……(彼は感嘆していた)……すてきだ……恐ろしくすてきなものだ!……だがいったい(彼は驚いてつぶやいていた)どうしたんだ?」彼は座席に身を起こし、頭を前方に差し出し、手を耳にかざし、独語をし、満足げに笑い、そしてある珍しい和声(ハーモニー)の箇所になると、唇(くちびる)をなめようとでもするようにちょっと舌を出した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」と彼は独語した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...怪しい独語を発し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わが館の牧野英一専門調査員がその席上で独語しておられたくらいであるから...
中井正一 「支部図書館三周年に寄せて」
...また独語のように...
永井荷風 「春雨の夜」
...」と太い声で独語ちて...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...私にいひかけるでもなく独語のやうにいつた...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...あたかも独語のハーンとヘンネ...
南方熊楠 「十二支考」
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