...校長は独語(ひとりごと)の様に意味のないことを言つて...
石川啄木 「足跡」
...その独語に巧妙な同胞の...
泉鏡花 「婦系図」
...独語(ひとりごと)のやうに呟(ぼや)いた...
薄田泣菫 「茶話」
...きつと賢くなれるからの」老人は独語(ひとりごと)のやうに言つてゐましたが...
薄田泣菫 「中宮寺の春」
...かも瓜 (独語のやうに)一切は無……こほろぎ 私はもう肢が利かなくなつた……(こほろぎ横ざまにかも瓜の萎びた切つ端の上に倒れかかる...
薄田泣菫 「独楽園」
...独語(ひとりご)つともなく...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...古典的死語に代えるべき仏独語の効能を述べている...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...酔っ払いの独語の調子で饒舌りだすのだった...
豊島与志雄 「田舎者」
...」戸川もウイスキーをなめながら、独語のように、低く言ったのだが、おれは妙に冷りとした...
豊島与志雄 「失われた半身」
...」独語(ひとりご)った姉の言葉に...
豊島与志雄 「月明」
...独語のようにわたしへ言った...
豊島与志雄 「自由人」
...独語の合間に、振り向いてみると、彼女は小川のほとりにでもいるかのように楽しそうだ...
豊島与志雄 「白木蓮」
...「なぜ?」独語のように何かに反問して...
豊島与志雄 「復讐」
...次のおもしろい独語をもらしていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」その独語は何のことだか人にはわからなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...大きな帳簿をもって何かぶつぶつ独語(ひとりごと)を言って引きかえしてきた...
平林初之輔 「私はかうして死んだ!」
...なかば独語のように...
水野葉舟 「帰途」
...空(くう)を見て独語を言つてゐるのである...
コロレンコ Vladimir Galaktionovick Korolenko 森林太郎訳 「樺太脱獄記」
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