...いよいよ戦争が始まると、比島へ派遣され、負け戦となるとルソン島を、北へ北へと逃げた...
石川欣一 「可愛い山」
...比島兵も――比島兵が警乗したことは...
石川欣一 「比島投降記」
...若い少尉二人と一緒に僕はトラックに乗り、比島兵が一人、警衛に乗込んだ...
石川欣一 「比島投降記」
...そうでなかったら、僕の比島生活は、マニラだけで終ったことであろう...
石川欣一 「比島投降記」
...目付の鋭い比島人が僕の横に来て「お前は日本人か」と聞いた...
石川欣一 「比島投降記」
...私の兄は、陸軍で、比島にいる...
梅崎春生 「桜島」
...比島人の誰かがかくまっているに相違なかった...
梅崎春生 「日の果て」
...比島奪回なる太い一本道を...
海野十三 「諜報中継局」
...東洋に於いては比島決戦についで沖縄(おきなわ)決戦...
太宰治 「パンドラの匣」
...比島(ヒシマ)「ピ」は小の義...
寺田寅彦 「土佐の地名」
...比島の若い娘たちにたいへんな人気があって...
久生十蘭 「蝶の絵」
...比島のほうは逃げきったが...
久生十蘭 「蝶の絵」
...山川は比島の知識階級に親比島派の温和な日本人の一人として印象され...
久生十蘭 「蝶の絵」
...左ノ加キ方法ニテ大々的ニ宣伝スル(1)比島ヨリノ遺骨到着カラ埋葬迄ヲ出来ルダケ劇的ニ...
久生十蘭 「ノア」
...比島人の流刑徒がいたアタップの小屋が三十戸ばかり朽ち残っている...
久生十蘭 「ノア」
...比島の島々にいる各部隊から勝手に所要兵力と各種要員を抽出して...
久生十蘭 「ノア」
...担当ちがいの君にたずねても、仕様のないようなものだが」「全部の顔を見たわけでありませんが、たしかに、大勢、住んでいました……アメリカ人ばかりではないので、比島人、瑞西人、和蘭人、メキシコ人、いろいろだったようです...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...比島へ行ったから知っとるが...
久生十蘭 「我が家の楽園」
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