...東芝の創業者は綱吉からおごそかに藩主より偏諱を与えられた...
...時の将軍綱吉と黄門の不快なりしは...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...中では綱吉が醉拂つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...綱吉は殺され、平次は手を引いて、競爭相手のなくなつた辰五郎は、懲り性もなく撚(より)を戻して、又お常の茶屋へ入り浸りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「不思議なことに、綱吉の野郎と、水茶屋のお常を張り合っている男に、露月町(ろげつちょう)の大工の棟梁(とうりょう)で、辰五郎というのがあるんだよ」「えッ」「ちょいと意地の強い男でね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「綱吉兄哥(あにい)が殺されたってね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...綱吉殺しの調べは一向進んだ様子もなく...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...綱吉も役僧も藤次郎も一網打尽(いちもうだじん)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...綱吉が妾(めかけ)のお勢に千両の富の札を預けた事を知り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...綱吉をはじめ世話人一同...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さしもの幕府の庫(くら)の金塊も、放漫な経理と、将軍綱吉や、その生母桂昌院(けいしょういん)の湯水のごとき浪費とで、近年は涸渇(こかつ)に瀕(ひん)してきたのである...
吉川英治 「大岡越前」
...――五代綱吉公の代(よ)から...
吉川英治 「大岡越前」
...五代綱吉が、みずから悪法を作って、諸民に強(し)い、自身は、法の及ばない法以上の上に棲んで、十数年の長きに亙(わた)り、億生(おくしょう)の人々を苦しめた一世代の政罪は、年月のふるほど、慄然(りつぜん)たる結果を見せている...
吉川英治 「大岡越前」
...そこを弁(わきま)えておるか」「綱吉(つなよし)将軍は...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...もっともかれの職は、勘定奉行という要路にあったから、そして経営の才物にはちがいないから、綱吉も重んじ、吉保も利用し、身分は三千石前後だが、隠然たる一方の力量であったことは間違いない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...綱吉将軍も世間に思われているような暗愚なひとでは決してない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...――この大きなわかれ目から吉保のほうへ傾いた綱吉には...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...綱吉にとどまらないで...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...時の將軍綱吉も驚いて沼田領の實際を探つて見ると果して訴状の通りであつたので直ちに領地を取上げ伊賀守をば羽後山形の奧平家へ預けてしまつた...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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