...立ち止まると寒くていけない...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...皆は不審に思って立止まると同時に遥か前面の戦線にあたって「ワァッ」という突撃らしい喚声が...
徳永直 「戦争雑記」
...それが運動しなければこそ自己同一に止まることが出来たのであるから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...もしシュトゥンプフの空間感覚の主張に止まるならば...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...僧正は群集の前に立ち止まると...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...現在では読むだけに止まるという戯曲...
豊島与志雄 「舞台のイメージ」
...それを読む数に止まる...
中井正一 「図書館法の成立」
...食い止まるのじゃあるまいか...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...これにすら私の神経は惨々に疲れてしまつてゐて――笑ひが止まると...
牧野信一 「痴想」
...方士その思い止まるが宜(よろ)しかろうと諫(いさ)めたれど聞き入れぬから...
南方熊楠 「十二支考」
...木の葉に止まる雨蛙も...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...人はそれを理想に止まるというであろうか...
柳宗悦 「民藝四十年」
...息の根の止まるまで喰い付いて来よったのには閉口したよ...
夢野久作 「近世快人伝」
...ヤット気が落ち付いて皆の話が耳に止まるようになると...
夢野久作 「斜坑」
...そこで正木博士の足音が急に止まると同時に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...魏軍は止まることを知らず敗走しつづけた...
吉川英治 「三国志」
...この土地に止まることが何だかつまらない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ぴたんと止まるわけはなかった...
蘭郁二郎 「鉄路」
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