...その中(うち)更に資本国はといえば最初の四国に止まるので...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...終にはその産物の製造せらるる国の人が僅かに国産のゆえをもって使い物に用いるに止まるのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...後からきた自動車がすつと止まる...
種田山頭火 「行乞記」
...之を単に社会的に分析する段階に止まることは出来ない...
戸坂潤 「読書法」
...具体にだけ止まる...
豊島与志雄 「表現論随筆」
...マリユスは心臓の鼓動も止まるような気がした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いまさら思い止まるべきものではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...泣けて泣けて止まることができないために...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうしても思ひ止まることが出來なかつた――と...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...も一ツさきに築地橋(つきじばし)という電車の止まるところがある...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...研究に必要な所定の年月だけパリに止まるためには為替の率に応じて生活を下落させてゆかねばならぬ...
久生十蘭 「黒い手帳」
...懐疑は一つの所に止まるというのは間違っている...
三木清 「人生論ノート」
...馬自分動けば主を害すと知りてたちまち立ち止まるを目撃し...
南方熊楠 「十二支考」
...そこに止まるはずがない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...『小(ちん)か哥兄(あんちゃん)小(ちん)か哥兄(あんちゃん)』ち云うと息の止まる程...
夢野久作 「近世快人伝」
...急に胸の動悸も止まるかと思はれるやうな心もとない瞬間があつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...一体なんだろうと立ち止まる者を残して...
吉川英治 「江戸三国志」
...けれど彼を乗せた船はまだついそこの山陽の地へさしてゆくに止まる...
吉川英治 「新書太閤記」
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