...天日(てんじつ)の歩みが止まるものではない...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...息が止まるかと思うほど驚いた...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「黒猫十三」
...そしてこれだけはその時だけに止まると思われないで...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ときどき老人は骨董(こっとう)屋の前で立ち止まる...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...それが運動しなければこそ自己同一に止まることが出来たのであるから...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...科学的探究が科学的探求に止まる限り...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一度動き出したる身は止まる術を知らないのだ...
豊島与志雄 「旅人の言」
...その表面にのみ止まることである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを読む数に止まる...
中井正一 「図書館法の成立」
...いかなぞん気ものでも吃驚(びっくり)して立止まるか静かにあるくかする...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...も一ツさきに築地橋(つきじばし)という電車の止まるところがある...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...単に画題の説明に止まるのみでなく...
藤島武二 「画室の言葉」
...またあらたに立止まる人々もあつた...
堀辰雄 「水族館」
...これにすら私の神経は惨々に疲れてしまつてゐて――笑ひが止まると...
牧野信一 「痴想」
...しかしながら哲学は常識や科学を否定するに止まるのではない...
三木清 「哲学入門」
...示し得る美は相対の域に止まるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...「アイタッ」と泥棒はうしろ向きに立ち止まる拍子にお縁から足を辷(すべ)らして...
夢野久作 「虻のおれい」
...その儘止まる筈はなかった――寧ろ...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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