...辞したために我輩の政治に於ける活動が止まる訳でない...
大隈重信 「〔憲政本党〕総理退任の辞」
...関係会社の前へ来て止まると...
薄田泣菫 「茶話」
...こうして彼はあくまでも旧物理学の機械論的範疇に止まるか...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...併し飜訳はいつも飜訳に止まる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...この段階に止まるものが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...「駅馬車は途中で止まるものでないと思っていたのに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...倅も女房もよく知っているから、不愍がかかって」と、云った時、和田が、急に立止まると、後方を振向いた...
直木三十五 「南国太平記」
...機械の止まるような音がした...
直木三十五 「ロボットとベッドの重量」
...危く三寸の息の根が止まるところでした...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...そして僕の前に默つて立止まる...
堀辰雄 「不器用な天使」
...ゆっくり考えてみるために止まる時間さえ与えない...
宮本百合子 「現代の主題」
...人はどこまで往つて踏み止まることが出來るものやら分からない...
森林太郎 「高瀬舟」
...肉、一種に止まる也...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...次に橇が止まると...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...いまさら思い止まる気などはみじんもない...
吉川英治 「私本太平記」
...止まるにも止まれんのだから...
吉川英治 「新・水滸伝」
...またほかへ行って止まる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...しかし、鐘楼(しょうろう)の尖端で、ぴたりと止まる、ここで破られてはならぬというふうに...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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