...枯木枯草が色づく秋の風景は美しい...
...このあたりは、季節が変わると枯木枯草が目立ってくる...
...枯木枯草には、多くの昆虫が生息している...
...枯木枯草を片付けるのに苦労した...
...枯木枯草の匂いが部屋に充満していた...
...……風の音にも何やかや□・大空晴れわたり死骸の沈黙木枯やぼう/\としてゐる一月廿一日晴れたり曇つたり...
種田山頭火 「行乞記」
...利根川の暮秋(ぼしゅう)のさまや落葉や木枯のことも書いてある...
田山花袋 「田舎教師」
...五六人という群れになって北山おろしの木枯らしに吹かれながら軒並みをたずねて玄関をおとずれ...
寺田寅彦 「自由画稿」
...木枯しが森川町の方から大学の前を渦巻いて来る度に...
寺田寅彦 「まじょりか皿」
...それで冬になつて木枯が吹きまくつても梢には赭い枯葉がぴつしりとついて居る...
長塚節 「隣室の客」
...兇賊木枯(こがらし)の傳次を追つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三日の間に眞物(ほんもの)の木枯の傳次を縛れなかつたら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木枯の傳次はヒヨイとつまみ上げの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三輪の親分が豫々木枯の傳次の巣はこの邊と睨んでゐたさうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木枯の傳次が路地へ追ひ込まれた三晩の足取り...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうかすると木枯の傳次といふのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...木枯に吹きよせられた真鴨が三羽...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...木枯しす妄語戒など聞く如く君と語らずなりにけるかな五戒十戒何れの戒にも妄語戒はある...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...「御存じないんですか? 私達はもう木枯の風を耳にする頃になると...
牧野信一 「武者窓日記」
...今日は木枯らしが吹いているけれど...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...間もなく遠くの木枯の中からかたかたと馬車の音が聞えて来た...
横光利一 「馬車」
...まるで木枯しでも吹きこんで来たように...
吉川英治 「私本太平記」
...沈黙の巨人のように、岡崎城の物見櫓(ものみやぐら)が、木枯しの中に、突っ立っている...
吉川英治 「新書太閤記」
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