...この懐中鏡、とても可愛いでしょう?...
...持っている懐中鏡を落として割ってしまった...
...懐中鏡で自分の顔を見ながらメイクをする...
...旅行に行く時は懐中鏡は必需品だ...
...懐中鏡を使って細かい文字を読むのは難しい...
...葉子はおりあるごとに帯の間から懐中鏡を出して自分の顔を見つめないではいられなかった...
有島武郎 「或る女」
...懐中鏡に映し見れば...
泉鏡花 「活人形」
...さぶちゃんは母親の小さい懐中鏡を持って来て...
犬田卯 「橋の上」
...吸取紙の方のは左文字ですからね」明智はそこに用意してあった懐中鏡を取ると...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...みんなと同じおもちゃの懐中鏡一枚の恩恵に浴したところで...
太宰治 「パンドラの匣」
...ドゥニャーシャ (懐中鏡を見ながら白粉(おしろい)をはたく)パリからお便りをくださいね...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...袋から出した懐中鏡で...
徳田秋声 「爛」
...あの女(ひと)が幾時間も、おめかしをするというよりもむしろなまけて、顔を映すのを常としていた、懐中鏡であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あるいはまた船底枕(ふなぞこまくら)の横腹に懐中鏡を立掛けて...
永井荷風 「妾宅」
...裏二階から懐中鏡(ふところかがみ)で女の顔へ春の光線を反射させて楽しんだ事がある...
夏目漱石 「文鳥」
...懐中鏡の裏の紙を剥(は)がして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...自分のギヤマンの懐中鏡の水銀を剥(は)がして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...懐中鏡――と畳の上へ並べて行ったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...念の為に、襲撃された当時、春日野ゆかりの身につけて居たものを全部見せてもらいましたが、思った通りその中には、あの不思議な青い石はありません、帯の間にも、紙入にも、ガマ口にも、懐中鏡にも、オペラバッグにも……...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...それが懐中鏡であることは...
平林初之輔 「秘密」
...いま懐中鏡を取り出したのは...
平林初之輔 「秘密」
...こんなに素敵な物があるんです」彼は箱の抽斗(ひきだし)から小さな円い懐中鏡をとり出して...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...お俊の懐中鏡を借りて我顔を写し...
三木竹二 「両座の「山門」評」
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