...これは、巨大な玉総(たまふさ)のように捲いておくが、捲きを戻して部屋の側壁にかけ、象徴的な形に切った白い紙を、垂下する股の間々で、繩に結びつける...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...本邦(ほんぱう)石器時代遺跡(せききじだいいせき)より出づる石輪中(せきりんちう)にも或は同種(だうしゆ)のもの有らんか繩(なわ)...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...」ピチ公の腰にゆはへてゐた繩(なは)で...
豊島与志雄 「金の猫の鬼」
...一房(ばう)の繩(なは)が七錢(せん)五毛(まう)で一足(そく)の草鞋(わらぢ)が一錢(せん)五厘(りん)といふ相場(さうば)だからどつちにしても一日(にち)熱心(ねつしん)に手(て)を動(うご)かせば彼(かれ)は六七錢(せん)の儲(まうけ)を獲(え)るのである...
長塚節 「土」
...留守居を勤めるのだという――繩や草鞋の手細工などをやりながら...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...願わくは殿下もこの繩(なわ)を除いてはまったく我の如(ごと)くあられんことを」といった...
新渡戸稲造 「自警録」
...お面(めん)の安の繩張(なはばり)を承知の上...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人の鼻へ繩を通して引摺(ひきず)つて來る」「馬鹿...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俺の繩張うちへ來ちや放つて置けまい...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...バラバラと繩を切りほぐし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...繩にも及ぶものか」八五郎はハツと後ろを振り返ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...十手も捕繩も何うすることも出來なかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お舟は奇天齋のところで繩拔けの術(じゆつ)を十八番にして居た...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その十手捕繩をひけらかすのは禁物なんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...獨り者で」「すると誰が、此繩を切つて、死骸を引きおろしたのだ」「――」「お萬は昨夜(ゆうべ)、此處へは戻らなかつたのか」「宵のうち――まだ戌刻(いつゝ)(八時)そこ/\に出て、お湯へ入つて、それから八五郎親分のところに頑張つて來たんですもの」お萬の言葉に、八五郎も頷(うなづ)いて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...潜水夫の救命繩を取る役や...
久生十蘭 「手紙」
...さらに南へ行って沖繩県の八重山群島(やえやまぐんとう)などにも...
柳田国男 「母の手毬歌」
...沖繩より北の島々では...
柳田国男 「母の手毬歌」
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