...或る慈悲深い人の手に渡って...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...コスチウスコオは性来(うまれつき)慈悲深い男だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...慈悲深いといふのは...
薄田泣菫 「茶話」
...」「お前は自分を慈悲深い人間だと言ってくれとは言うまいな...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...すべての人に優しく慈悲深いので...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...慈悲深い神様が私の罪を宥して下さるよう...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...この支配力が文化の指導者となったり慈悲深いパトロンとなったりし始める時は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...そこの文化統制に見られるものは大体に於て慈悲深い指導なのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...時々は旦那のような金のある慈悲深い方がおいで下さいませんではね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...慈悲深い領主のために使い歩きをした...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...慈悲深いこの行為は...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...敬虔(けいけん)な慈悲深い貴婦人から聞かされた事實である...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...「さまよひ歩いた、罪深い、しかし今は安息を求め悔いてゐる人間、その心の平和と生命の再生を齎らしてくれるこの優しい、慈悲深い、親切な人を永久に自分の傍に引き留めておく爲めには世の褒貶(はうへん)を冒して差支ないでせうか?」私は答へた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...決して集団の人間によってではないこと――このことにたいして我々は慈悲深い神に感謝しよう!まだ生きているあいだに埋葬されたということは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...慈悲深い神のおかげで...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...最上のかつ最も慈悲深い理由から云って貧困に当然伴うべき恥辱感を弱めるのは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...慈悲深いアルテミスに祈祷をする...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...または村の長老が慈悲深い者ならば...
柳田国男 「木綿以前の事」
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