...その性質が善良で慈悲深い為めに...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...育ての親であるその慈悲深い人を支部長に仕立てて...
大阪圭吉 「三の字旅行会」
...まるで慈悲深い王様ででもあるやうに反りかへつてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...犬は不埒(ふらち)にも自分が救世主ででもあるやうに慈悲深い眼つきをして牧師を見かへりながら去つた...
薄田泣菫 「茶話」
...住職はいたって慈悲深い男であったが...
田中貢太郎 「義猫の塚」
...それでなくば彼の持って生れた親切にして慈悲深い...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...宣告したりするような慈悲深い仕事をして楽しんでいた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...「お慈悲深いお天道(てんとう)さま! 十八年間も生埋(いきう)めにされているなんて!」第四章 準備駅逓馬車が午前中に無事にドーヴァーへ著くと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...まったく立派な慈悲深い人だ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...神様は御慈悲深い――...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...慈悲深い領主のために使い歩きをした...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...敬虔(けいけん)な慈悲深い貴婦人から聞かされた事實である...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...――『ピット氏の貧民法は慈悲深い意図をもって作られた外貌を有っており...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...このしばしば指摘されている極めて慈悲深い目的を達するのもよかろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あれほど優しい慈悲深い性質にしたのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...慈悲深い校長先生のお顔でした...
夢野久作 「少女地獄」
...慈悲深い気高い王様と思い込んでいたのに...
夢野久作 「白髪小僧」
...慈悲深い方だからですよ」これらの奥さんたちは...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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