...お慈悲深い仏様さへ手の届かなかつた売僧(まいす)を一人助けた上に...
薄田泣菫 「茶話」
...屹度拾つて養育した程の慈悲深い男だつたが...
薄田泣菫 「茶話」
......
高見順 「死の淵より」
...けれども慈悲深い死の翼あるその矢のために...
竹久夢二 「少年・春」
...宣告したりするような慈悲深い仕事をして楽しんでいた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...「お慈悲深いお天道(てんとう)さま! 十八年間も生埋(いきう)めにされているなんて!」第四章 準備駅逓馬車が午前中に無事にドーヴァーへ著くと...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...時々は旦那のような金のある慈悲深い方がおいで下さいませんではね...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...神様は御慈悲深い――...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...危険な凝(こ)り性の性格の一面に善良で慈悲深い性格を持ち...
野村胡堂 「楽聖物語」
...慈悲深い、思いやりのある方で、町内でも評判でこざいます」それは平次も聴いておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...慈悲深いこの行為は...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...敬虔(けいけん)な慈悲深い貴婦人から聞かされた事實である...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...決して集団の人間によってではないこと――このことにたいして我々は慈悲深い神に感謝しよう!まだ生きているあいだに埋葬されたということは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...最上のかつ最も慈悲深い理由から云って貧困に当然伴うべき恥辱感を弱めるのは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...慈悲深いアルテミスに祈祷をする...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...彼がよこしまな人に対してあまりにも慈悲深いのを咎めたところ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...慈悲深い校長先生のお顔でした...
夢野久作 「少女地獄」
...慈悲深い神様なら...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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