...「この廬山って山はですね...
芥川龍之介 「長江游記」
...廬山もダイナマイトの火に吹き飛ばすが好い...
芥川龍之介 「長江游記」
...塵垢(じんこう)の爪に盈(み)つる蟻虱(ぎしつ)の膚を侵すもいまだ我正気に敵するに足らず」と勇みつつ幽廬(ゆうろ)の中に沈吟せし藤田東湖を思え...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...廬山八面の比にあらねど...
大町桂月 「冬の榛名山」
...此後(こののち)は留守勝(るすがち)ならん萩の庵(いお)八月四日 山中湖畔下(さが)り山(やま)、山廬...
高浜虚子 「六百句」
...毘廬禅院(びろぜんいん)に一人の星者(うらないしゃ)が泊っているということを聞いたので...
田中貢太郎 「続黄梁」
...スイスの草廬(そうろ)に立ちもどって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蔵書の間にまぎれ込んだ旧廬の落葉は今のわが身には寧ろ古書よりもなつかしいものとなった...
永井荷風 「写況雑記」
...来春を俟ち一廬を結びて隠棲せんと欲す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...晋の干宝の『捜神記』に廬陵の婦人蘇易なる者善く産を看る...
南方熊楠 「十二支考」
...廬の聞いた所がかう記してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...穿来蘆葦覓吾廬...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...伝経廬(でんけいろ)の別号がある...
森鴎外 「渋江抽斎」
...五郎作と同年に歿した喜多静廬(きたせいろ)を評して...
森鴎外 「渋江抽斎」
...短山(ひきやま)の末に廬して...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...草廬(そうろ)を出てよりはや十余年...
吉川英治 「三国志」
...三たび臣を草廬にかえりみたまい...
吉川英治 「三国志」
...廬山(ろざん)の向う側の星子(せいし)という土地から...
吉川英治 「新書太閤記」
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