...百花園(くわゑん)菊塢の伝(でん)は清風廬主人(せいふうろしゆじん)...
饗庭篁村 「隅田の春」
...寧(むし)ろ廬山(ろざん)の峯々(みねみね)のように...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...廬山(ろざん)の松を...
芥川龍之介 「長江游記」
...二十年前までは椿岳の旧廬(きゅうろ)たる梵雲庵の画房の戸棚の隅には椿岳の遺作が薦縄搦(こもなわから)げとなっていた...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...人民居廬(きょろ)...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...明主の知遇身に受けて三顧の恩にゆくりなく立ちも出でけむ舊草廬...
土井晩翠 「天地有情」
...一二度粕谷の茅廬にも音ずれた...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...此人の藏書の處は、愛日精廬と稱し、最初その藏書志を四卷作つたが、後になつてだん/\増補して、愛日精廬藏書志四十卷を作つて、自分の家に藏してゐる書籍の最もよいものを解題したので、これは矢張活字で印刷した...
内藤湖南 「藏書家の話」
...堂内の賓頭廬尊者を見るに片目かけ損じて涎掛も破れたり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...一結廬古城下(いほりをむすぶこじようのした)時登古城上(ときどきのぼるこじようのうへ)古城非疇昔(こじようむかしのままにあらず)今人自来往(こんじんおのずかららいあうす)坂を登り...
牧野信一 「三田に来て」
...陽春白雪愛吾廬...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...廬山寺の元三大師御堂へ参る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...務光は石を負うて自ら廬水に沈みきと...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...出廬(しゅつろ)を促すために通(かよ)ったことは...
吉川英治 「黒田如水」
...にわかに彼の廬(いおり)をお訪いになるとは...
吉川英治 「三国志」
...出廬(しゅつろ)一十年語り合っても理解し得ない人と人もあるし...
吉川英治 「三国志」
...出廬(しっつろ)たちまち前後の事情や私心にとらわれ...
吉川英治 「三国志」
...大和(やまと)の國(くに)のある山寺(やまでら)の賓頭廬樣(びんずるさま)の前(まへ)に置(お)いてある石(いし)の鉢(はち)の眞黒(まつくろ)に煤(すゝ)けたのを...
和田萬吉 「竹取物語」
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