...平民廢刊まで西川君が拘引されたといふ報に接して...
石川三四郎 「浪」
...いはく、私有財産の廢絶...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...それならば我々が廢絶するには及ばない...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...我々が私有財産を廢絶しようといふのに驚いてゐる...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...現今の生産關係を廢絶すれば...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...かうした荒廢の姿に...
薄田泣菫 「飛鳥寺」
...[皇國の興廢此の一擧にあり...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...吾人は大道廢(すた)れて仁義ありてふ老子の言の...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...そつとその廢宅に行つて見ることにした...
田山花袋 「道綱の母」
...路傍の樹陰暗きところ廢祠あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
......
仁科芳雄 「ユネスコと科學」
...『感情』が廢刊されてからずゐぶん久しい間であるが...
萩原朔太郎 「青猫」
...荒寥たる地方での會話「くづれた廢墟の廊柱と...
萩原朔太郎 「宿命」
...いつさいの信仰は廢つて...
萩原朔太郎 「宿命」
...この前方後圓(ぜんぽうこうえん)と四角(しかく)な形(かたち)はやがて廢(すた)れてしまつて...
濱田青陵 「博物館」
...あたりの廢頽した感じを深めてゐるやうな...
堀辰雄 「おもかげ」
...明治維新を見ても、十五代二百餘年の後に江戸文化といふものは、あの頽廢的な、どうにもかうにもならない時が來た...
吉川英治 「折々の記」
...小生自身もまた前の頽廢期間の惰力から逃れ得ずに相手さへあれば二日でも三日でも酒に浸つて醒めなかつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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