...『新紀元』と『光』とは同時に廢刊して...
石川三四郎 「浪」
...』『南米に? そんな事で學校も廢(よ)したんだな...
石川啄木 「鳥影」
...それがまだ固定せぬ前に廢物となつてしまふ...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...および獨立の根底たる財産を廢絶しようとする...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...この所得を廢絶しようとするのではない...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...雜誌『小天地』の廢刊と同時に京都に移り...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...且(かつ)いかに荒廢に歸したるかを知りぬ...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...今日全く廢語となつた多くの方言が使はれて居た...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...私のやうに繪のかけぬものは裏返しゝても駄目ですわ』かういはれるとがつかりして何とか繪をかゝずに廢物封筒を優美にする事は出來ないかと心にかけて居りましたが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...たとへば大通詞志筑龍太をもつとも古い型の「老廢化石した日本人の部類」と書き「吉兵衞はいくらか新鮮なところがある...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...宋代よりは重量の名稱を廢して錢の箇數であらはすことゝなり...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...八千石の大身の興廢に拘ることと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...青春と頽廢(たいはい)との一種の交錯が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...或は萬一自由詩の詩壇から廢棄される運命に會するなきやを保しがたい...
萩原朔太郎 「青猫」
...あらゆる差別を撤廢した博愛...
波多野精一 「時と永遠」
...清朝の大厦將に傾かむとせるや先づ科擧の制を廢して國を濟はむとせり...
原勝郎 「貢院の春」
...之に反對して全く帝室を廢す可しと云ふ者あり...
福沢諭吉 「帝室論」
...また特有なる郷土物産の廢滅...
吉川英治 「折々の記」
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