...このゆえに自分はひとり天主閣にとどまらず松江の市内に散在する多くの神社と梵刹(ぼんさつ)とを愛するとともに(ことに月照寺における松平家の廟所(びょうしょ)と天倫寺の禅院とは最も自分の興味をひいたものであった)新たな建築物の増加をもけっして忌憚(きたん)しようとは思っていない...
芥川龍之介 「松江印象記」
...景清公御廟所といふのへ参詣する...
種田山頭火 「行乞記」
...手前(てまへ)は姫(ひい)さまが御親類(ごしんるゐ)がたのお廟所(たまや)へ入(い)らせらるゝを見(み)るや否(いな)や...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...(此裡(このうち)にカピューレット家(け)代々(だい/″\)の廟所(べうしょ)ある體(てい))...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...彼處(かしこ)から御廟所(ごべうしょ)まで參(まゐ)られ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...伝通院は家康の生母水野氏の廟所(びょうしょ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...「一つの廟所(びょうしょ)と決めては遺法が普(あまね)くわたらない...
中里介山 「法然行伝」
...この廟所についても多くの奇瑞が伝えられている...
中里介山 「法然行伝」
...アメシス王の廟所(びょうしょ)のあるサイスの市(まち)に向った...
中島敦 「木乃伊」
...父親鸞上人の廟所(びょうしょ)をつくったのにはじまる...
長谷川時雨 「九条武子」
...ちょうど廟所のあるところ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...徳川代々の廟所(びょうしょ)じゃないか...
吉川英治 「松のや露八」
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