...そして維新の風雲の間に一廉(ひとかど)の地位を占めて来た...
大隈重信 「青年の天下」
...廉恥心と野心の間に真の平衡を保つこと――エリザベスと話す間...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...良品を廉く売る事は出来ません...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...清廉(せいれん)潔白の官吏である...
太宰治 「新釈諸国噺」
...暗闇は廉(やす)いものだ...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...清廉潔白の人格を有するものは東京市長として最も安心すべき人物なりと東京市民は思へり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...不実の申述(しんじゅつ)をして裁判を進行結審せしめた廉で...
久生十蘭 「湖畔」
...僕の考では人が解釈すべからざる秘密だと思つてゐる廉(かど)が...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...この界隈(かいわい)のことだから代価はしごく低廉(ていれん)である...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...破廉恥を感ぜさせるのは...
牧野信一 「小川の流れ」
...「有りようは、広海屋さん、折角(せっかく)そなたが、上方から、江戸表まで廻漕なされた、五艘(はい)の米船――それを、大坂に引ッ返させなさるか、それとも、例の廉売り、投げ売りを思いとまって、わし達の手に渡してはいただけないか?」長崎屋は、皺枯(しゃが)れた声で、思い入った調子で、こう言い切った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...主人留めもせずして送り出し「君は何だかおかしいね」第十八 芋料理小山学士の家にては妻君とお登和嬢とが座敷にて頻(しきり)に料理談をなしいたるが妻君一々お登和嬢の説に感心し「なるほど貴嬢(あなた)のおっしゃる通り家庭料理の本意は原料の廉(やす)い品物を美味(おい)しく拵(こしら)えて食べるのと...
村井弦斎 「食道楽」
...たまたま破廉恥な犯罪がうまれてくるんだね...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...「廉子」と、おん眼くばせの下に、天皇もすぐすっくと起った...
吉川英治 「私本太平記」
...廉子(やすこ)にもそう思われた...
吉川英治 「私本太平記」
...廉子、大納言ノ局、小宰相の三名である...
吉川英治 「私本太平記」
...その破廉恥(はれんち)は小山田以上といわねばならぬ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それは他国のより低廉な財貨を得るために輸出され...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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