...洒落は一廉(ひとかど)の人間のする事...
泉鏡花 「薄紅梅」
...ばかめ破廉恥(はれんち)め...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...良品をあくまでも廉価に提供し...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...洋行迄(まで)して一廉(ひとかど)の肩書を持って帰朝すれば...
谷崎潤一郎 「細雪」
...奇矯の言を振りまいたといふ廉で林子平を逮捕し「海國兵談」は板木まで沒收したが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それら人工材料は天然の石材に比較して遥かに廉価であり...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...一廉の役には立つはずであったが...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...破廉恥な天才だ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...奴らは破廉恥なうぬぼれ外人だから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...破廉恥旅行ですから...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...それはその近隣地方の低廉に作り出された人口の流入と競争によったものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...農業者が一定分量の穀物をより低廉に市場にもたらすことが出来るようにはするけれども...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...「まあこんな廉(やす)いものがあるんだね」そう云って由子の前へ出して見せた...
宮本百合子 「毛の指環」
...十一年三十五歳で廉塾を監した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...廉物(やすもの)のおきゃん達が最初に吊るし上げられて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...銭といえば横を向くをもって清廉の士とする風が高い...
吉川英治 「三国志」
...廉頗(れんぱ)は年八十に及んで...
吉川英治 「三国志」
...阿野廉子(やすこ)は...
吉川英治 「私本太平記」
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