...どのくらい活(い)きているかわかりません」今まで黙っていた廉州先生は...
芥川龍之介 「秋山図」
...僕は君の言葉が眞實である廉を以つて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...乃至一切破廉恥漢の行爲と同一視さるべきではない...
石川啄木 「雲は天才である」
...」「成程筍が廉い...
薄田泣菫 「茶話」
...いかなる種類のものであろうとも、およそ、特権、濫用(らんよう)、破廉恥、圧制、不正、専制、不法、盲信、暴虐、などと名のつくものは、このぽかんとしてる浮浪少年に用心するがいい...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...極めて廉価(れんか)に其媚(こび)を売るものでない事は...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...かつては夢(ゆめ)にも想像(さうざう)しなかつた質屋(しちや)の暖廉(のれん)くぐりさへ度重(たびかさ)ねずにはゐられなくなつてしまつた...
南部修太郎 「夢」
...そして以前の低廉な価格に復帰するのに非常に大きな障害を与えるに違いない(訳註)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...お登和嬢漸(ようや)く思案を定め「第四番目は直段(ねだん)の廉(やす)くって味の美味(おいし)い牛の尾のシチューに致しましょう...
村井弦斎 「食道楽」
...他の多くの清廉なるものを損傷しないとしたら...
室生犀星 「愛の詩集」
...廉塾を辞して志摩国的屋に帰つた有韻の紀行である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...只太陽の方が煖炉より余程廉価だと丈は心得てゐる...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「老人」
...いかに厚く「多」と「廉」と「無銘」との世界に情愛を覚えるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...廉価を以て民間に広く流布せられた画を云う...
柳宗悦 「工藝の道」
...廉子ももう聞きわけのない妙齢ではない...
吉川英治 「私本太平記」
...三位ノ廉子さまへ...
吉川英治 「私本太平記」
...帝も一目(もく)おいている廉子だけに...
吉川英治 「私本太平記」
...高廉は知っていなかったのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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