...夫人と廉平が彳(たたず)める...
泉鏡花 「悪獣篇」
...」「成程筍が廉い...
薄田泣菫 「茶話」
...最良品を最廉価で売捌くことが...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...その時姚(ちょう)という孝廉があって...
田中貢太郎 「竇氏」
...彼ら自身の破廉恥な行為の結果について正しく合法的に文句を言うことはできない...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...例えば支那流に道徳の文字を並べ、親愛、恭敬、孝悌、忠信、礼義、廉潔、正直など記して、その公私の分界を吟味すれば、親愛、恭敬、孝悌は、私徳の誠なるものにして、忠信、礼義、廉潔、正直は、公徳の部に属すべし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...小川町なる杉田廉卿(れんけい)氏の宅を訪(おとな)い...
福澤諭吉 「蘭学事始再版之序」
...能(よ)く交際して見ればそんなに貴君のお言いなさるように破廉耻(はれんち)の人じゃ有りませんワ」文三は黙然(もくねん)としてお勢の顔を凝視めていた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...こんな破廉恥なことをやったのは愛する男の為...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...下村などと一廉の文科生振つた口を利くやうになつたが...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...周知の労働の価格騰貴と穀物の比較的低廉とから必然的に生ずる農業労働者一般の境遇の改善という大事実と衝突することなく...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...穀物が相対的に低廉であるために...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ただに誠実や徳や廉潔や協和や自由や勝利や信心ばかりでなく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一個一円五十銭づつとは廉(やす)い事である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...「ご心配な者ではございません」廉子は...
吉川英治 「私本太平記」
...それも一つの原因に相違ございませぬよ」廉子(やすこ)は黙った...
吉川英治 「私本太平記」
...彼の清廉潔癖(せいれんけっぺき)は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...スペインにおいてより高くもより低廉にも見えるのである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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