...どのくらい活(い)きているかわかりません」今まで黙っていた廉州先生は...
芥川龍之介 「秋山図」
...近代の廉価で多産な印刷はあらゆる翻訳を産んでいるにもかかわらず...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...大岡氏も亦清廉潔白の士君子なるべし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ごく善人で、かなり廉直で、きわめて道徳家だったので、クリストフの祖父とはよく気が合っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...お品(しな)は酒店(さかだな)へ豆腐(とうふ)を置(お)いては其(その)錢(ぜに)だけ酒(さけ)を入(い)れて貰(もら)ふので豆腐(とうふ)の儲(まう)けだけ廉(やす)い酒(さけ)を買(か)つて勘次(かんじ)を悦(よろこ)ばせるのであつた...
長塚節 「土」
...そのセイレンケッパクてのは」「清廉潔白というのは...
新美南吉 「うた時計」
...学ぶべき廉(かど)が多々あろうと思う...
新渡戸稲造 「自警録」
...魔術を乱用したる廉に依りてバーデンブルグの獄屋に投ぜられし時...
牧野信一 「変装綺譚」
...父忠廣には徳川家へ屆けずに生れた二歳の庶子某を領國へ連れて歸つた廉(かど)があるので...
森鴎外 「栗山大膳」
...或る廉々(かどかど)がアクサンチュエエせられて...
森鴎外 「百物語」
...少なくとも清廉と潔白とは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三位ノ局廉子(やすこ)など...
吉川英治 「私本太平記」
...「…………」廉子のさまざまな慰(なぐさ)め言(ごと)にも...
吉川英治 「私本太平記」
...准后(じゅんごう)の廉子(やすこ)の監視がたえず身にそそがれているのに気づいた...
吉川英治 「私本太平記」
...廉子(やすこ)さまはじめ二十人もの妃嬪(ひひん)で御寵(おんちょう)を競(きそ)っていました...
吉川英治 「私本太平記」
...「高廉(こうれん)高廉...
吉川英治 「新・水滸伝」
...かの方術師にしてまた州奉行でもある妖官人高廉(こうれん)の妖術がまったくきかなくなってしまったことに起因している...
吉川英治 「新・水滸伝」
...堂の傍(かたわ)らにひかえていた加藤次景廉...
吉川英治 「源頼朝」
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