...殆(ほとんど)学を廃するに至りしも...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...しかしてそれがために自分が破滅するかも知れないということを心配して寝食を廃するに至った...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...改廃することも出来ぬのである...
大隈重信 「選挙人に与う」
...王を廃するということは夢にも考えなかった...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...突然これを廃することは決して得策でない...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...宗教も道徳も廃するわけにはゆかぬ...
丘浅次郎 「理想的団体生活」
...未だに酒を断然廃す気持にはなれないのである...
太宰治 「津軽」
...それには無駄な生徒いじめの訓練的な事は一切廃するがいい...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...不急の土木を廃すべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...行を廃すと致しましょう」「ま――何んと...
直木三十五 「南国太平記」
...せんだって○○は朝飯(あさめし)を廃すると胃がよくなると云うたから二三日(にさんち)朝飯をやめて見たが腹がぐうぐう鳴るばかりで功能はない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...題材の制約を撤廃するならば...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...文部省はまったく廃するに非ず...
福沢諭吉 「学問の独立」
...「都心部全域で石炭を全廃すべきです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...この馬鈴薯をジャガイモと呼ぶことは躊躇なく早速に廃すべく...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...いはんや国文に漢字を廃するも漢字は永久に滅びざるをや...
正岡子規 「墨汁一滴」
...」前詩を見れば蘭軒は翅(たゞ)に酒を廃するのみならず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...それは私が学問を廃することになつた後の事である...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
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