...2人の意見には差違がある...
...彼らのアプローチには差違が見られる...
...今回の裁判で差違が浮き彫りになった...
...このレポートには論理的な差違がある...
...彼女たちの教育レベルには差違がある...
...畢竟(ひつきやう)何の差違かあらん...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...自然に生じた差違があるだろう...
武田祐吉 「古事記」
...これはもちろん二つの間のストーリーの根本的の差違によることであり...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...「白浪のうつ脈取坊」には犯罪被疑者がその性情によって色々とその感情表示に差違のあることを述べ「拷問」の不合理を諷諫(ふうかん)し...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...連句のメンバーは個性の差違を有すると同時に互いに充分なる理解と同情とをもっていなければ一つの歌仙をまとめる事も不可能である...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...事実上如何なる差違が見出されるか...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...たいした差違でもないし...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...彼らの挙動にこれという差違が生じないならば...
夏目漱石 「こころ」
...しかしこれはあなたと僕の性質の差違から出るのだから仕方がないのです...
夏目漱石 「明暗」
...所(ところ)が一二年(ねん)此方(このかた)は全(まつた)く自他(じた)の差違(さゐ)に無頓着(むとんぢやく)になつて...
夏目漱石 「門」
...三上と小倉との差違があった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...低級な新派劇に見受ける光景と大した差違はなかつた...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...完全の空と満の場合の差違を知りたかつたが...
牧野信一 「日本橋」
...次に日本画の横顔と西洋画の横顔とを並べ画いてその差違を説明せられた...
正岡子規 「画」
...然かも灣口は風向に僅かな差違のある事と...
柳田國男 「潟に關する聯想」
...吉か凶かの差違がよくわからなかったが...
山川方夫 「予感」
...資本の種々なる部分の使用によって得られる生産物の差違が...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...要するに心情の根本をなすものの差違である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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