...山根の潮の差引きに...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...「さうです、私が山根ですが、」「どうも相済みません、私は先つき手紙を差しあげて、御無理を願つた者でございます、」「あなたですか、」「はい、どうも御迷惑をかけて相済みません、ですが、今日、先生の御講演を伺ひまして、どうしても先生にぢき/\お眼にかゝりたくてかゝりたくて、仕方がないもんですから、先生のお宿を聞き合して、お手紙を差しあげました...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...山根君に悪いことがあるなら...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...(そうです、私は山根ですが、あなたは)(私は何時(いつ)も先生のお書きになるものを拝見している者でございますが、今日はちょうど、先生のお泊りになっていらっしゃる宿へ泊りまして、宿の者から先生のことを伺(うかが)いましたものですから)(そうですか、それじゃ何かの御縁がありますね、あなたは、何方(どちら)ですか、お宅は)こう云いながら彼は女の顔から体の恰好(かっこう)に注意した...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...嶮しき山根打ち崩し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...南さんと山根さんとがへんな仲になった...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...南さんと山根さんとが話をしていた...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...南さんは山根さんの膝に身を投げかけ...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...山根さんは倒れかけようとして...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...が山根さんは、顔色も眼色も動かさず、蝋のようだった...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...山根さんの着換えは更に訳が分らない...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...いやに兄貴ばかりを集めたようだが、このほかに、千葉亀雄、土岐善麿、矢部謙次郎、山根真治郎、遅塚麗水の諸氏……遅塚氏は、日露戦争の従軍記者の生き残りだ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...「山根」に走り帰って来た染奴を...
火野葦平 「花と龍」
...三夫婦に小田ちゃんと山根寿子親子も来り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...山根寿子親子が遊びに来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...――山根という処へさしかかったとき...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一乗山根来寺の本拠を襲っていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...また本紙上に「新女人国記」を書いて些か読まれ、その取材歩きに、今井邦子、埴原久和代、奥むめお、山根千代子、小寺菊子、白鳩銀子、長谷川時雨、二代目ぽん太、伊藤野枝、岩野泡鳴夫人、原信子、久野ひさ子などの女流を訪う...
吉川英治 「年譜」
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