...彼等は病毒に染つた屍体の中に巣喰つてゐる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...屍体が発見されたというわけではなし...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...ベッドの屍体を発見したのも貴方だったでしょうし――...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...その屍躰より流れ出でし血...
高木敏雄 「比較神話学」
...紅く染まった屍体! 負傷者の呻(うめ)き! 艦内は酸鼻言語に絶した...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...屍体に何の徴候をも残しはしませんが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その屍骸のあったところは...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...X君の屍を家に連れ戻ってから彼女は夫の屍に対して...
辰野隆 「感傷主義」
...鯨の屍骸は、狂おしく迅(はや)い潮流に乗って、矢のように走り出したのだ...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...蟲を湧かして屍(しかばね)を 25汚さんことを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...すべての新しい屍体は当然食用に供せられるのである...
中島敦 「狐憑」
...魂さりての屍體(から)は痩せ犬の餌食にならば事たる身なり...
一葉 「暗夜」
...湾流に沿ふ屍の形...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...ばらばらに料理したサミイの屍体とを詰め込んで...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...屍体(したい)の近くに二個所ばかり強く踏み躪(にじ)ってあるのが兇行当時の犯人の足跡(もの)らしかったが...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
...隣の室(へや)にそう云った本人の屍骸が横わっているので一層滑稽に感じられたのであろう...
夢野久作 「暗黒公使」
...途々(みちみち)千人に近い味方の屍(かばね)を捨てて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...その下に屍(かばね)を積んだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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