...立派な居館の玉簾(たまだれ)の奥に朝夕を過しているものと想像された...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...カドモスの多くの子らの飮宴をエテオクレース勇將の居館の中に認め得つ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...やがて首尾よく玄徳の居館をさぐり当て...
吉川英治 「三国志」
...中国探題の長門の庁――北条時直の居館を水陸から攻めていた...
吉川英治 「私本太平記」
...その居館の焔の下で斬死(きりじ)にした...
吉川英治 「新書太閤記」
...大経綸(だいけいりん)を抱いた主(あるじ)が居館(きょかん)を構えようとは...
吉川英治 「新書太閤記」
...居館を大坂に起して...
吉川英治 「新書太閤記」
...若い高氏のいた頃の居館は...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...本位田家の祖先が伝えていた城主の居館の址は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...かれの居館(たち)が...
吉川英治 「平の将門」
...一たん石田の居館まで逃げ帰り...
吉川英治 「平の将門」
...そっくり居館に残したまま...
吉川英治 「平の将門」
...……加うるに敗残の叔父、羽鳥の良兼も、将門のため、居館、領土を焼きつくされ、ついに、悲憤の余り、病床に仆れ……敢(あえ)なく……」と、貞盛はここにいたると、声をかき曇らせ――「敢なくも、先頃、病歿いたしました...
吉川英治 「平の将門」
...祖先代々の居館も財物も...
吉川英治 「平の将門」
...なお田原の居館を出ず...
吉川英治 「平の将門」
...ただの民家を一時の居館として鎌倉の第一夜を明かした頼朝は...
吉川英治 「源頼朝」
...夥(おびただ)しい鎌倉殿の御家人が各居館を新築し...
吉川英治 「源頼朝」
...宏壮な居館(やかた)を建てたり...
吉川英治 「源頼朝」
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