...今もそこに居るんですが...
泉鏡花 「婦系図」
...三階以上はガランとして居る...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...関とも五郎とも忘れて居ると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...大家族が勝手気ままに暮らした跡が歴然として居る...
富田常雄 「面」
...音樂としての價値生命の如何は全く民族的であると云ふ一語に盡きて居る...
永井荷風 「新歸朝者日記 拾遺」
...伊藤君の作品の殆どすべてには其粗雜といふ分子が含まれて居る...
長塚節 「知己の第一人」
...忙しいからといつても聞かずにせがんで居る...
長塚節 「菜の花」
...泥棒は明かに此間から噂に上つて居る本所荒しで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この秋は祝言させるといふことに話が決つて居るのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...バラリと毛が耳へ下がって来て居るというのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お勝手へ來て居るのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「日本にあんな人間が住んで居るのは珍らしいネ...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...今夜は先(ま)ずお通夜として皆起きて居る...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「夏まで三崎に居るつもりかね?」と訊ねたりした...
牧野信一 「城ヶ島の春」
...呆然として立ち居るとただ看る狐一疋近づき来る...
南方熊楠 「十二支考」
...その埓のあかなさに野呂はじれつたがつて居る樣子だつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...同じ形容句は多くの人が用いて居る...
柳田國男 「夢と文芸」
...巴里(パリイ)の文明に就いては良人(をつと)が面白がつて居る半分の感興も未(ま)だ惹かない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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