...斯くの如き事を行つて居るのであります...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...(十一月十八日)三人の子供三人の子供が原ぱで泥いぢりをして居る...
千家元麿 「自分は見た」
...これは私の考へと同時に淡路操座元の人々の話をも大體に於て裏書して居る...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...彼が書物を読んで居なければ必ず鉄棒(かなぼう)か並行棒にしなやかな体をからませて遊んで居るのです...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...橋の袂から斜(はす)に川の方へ十五六間突出(つきで)て居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...気のきかん者ばかり居る...
永井荷風 「狐」
...弓なりの砂濱が遙かにつゞいて居る...
長塚節 「鉛筆日抄」
...蒲團の中でもぢ/\して居るとそここゝでぽん/\と杵の音が聞える...
長塚節 「旅の日記」
...子分と言つても家に居るのはほんの二三人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...窓から出て居る四つの顔を嘲けるように...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...むしろ孤独を強いられて居るのである...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...お前が居ると私は死んで仕舞ふであらう...
樋口一葉 「たけくらべ」
...寝ずに起きとったのか?」「蚊が居るもんやけ...
火野葦平 「花と龍」
...腕のすぐれた年増芸者と張り合つたりして居るのに気がついてくる...
平出修 「瘢痕」
...側(そば)に乗って居るのは十二...
正岡子規 「熊手と提灯」
...花壇の花迄が仏蘭西(フランス)の様に繊巧(きやしや)で無く「意志の華(はな)」とでも言ひたい様に底力のある鮮かな色をして居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...此頃はその難有(ありがた)い液體の徳をけがす樣な飮み方をして居る樣に思はれてならないのである...
若山牧水 「酒と歌」
...「お月さんが………」云ひ終らずにおいて身を起しかけて居る...
若山牧水 「姉妹」
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