...何だか一度其編輯局へ行つて見たい様な気がした...
石川啄木 「菊池君」
...昭和十年六月七日と八日に渡つて放送局では三河國蓬莱寺山からの中繼によつて佛法僧の聲を全國に放送するといふ...
今井邦子 「佛法僧」
...結局逃げおおせてしまう見込がないということもわかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...この中央郵便局というのは...
高浜虚子 「丸の内」
...お局さまのお言葉をみなまで聞かず...
太宰治 「右大臣実朝」
...技術が局部的に他部面を犠牲にして不具的な発達をなす所以を先に述べた...
戸坂潤 「科学論」
...漫然今日の難局に当りたるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼はただ饗宴(きょうえん)に招かれない局外者として...
夏目漱石 「門」
...「お早う御座います、親分さん」「昨夜は夜つぴて碁だつたさうだね」「へエ――惡い道樂で、面目次第も御座いません」「勝ちなすつたかえ」「二三で、初めは負、二局目は勝、三局目は負けました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ところで検事局という所は...
浜尾四郎 「殺人迷路」
...廊下つづきの局長室へ駆込んで行った...
久生十蘭 「魔都」
...郵便局もなにも、放(ほ)からかして、村を出たんじゃ...
火野葦平 「花と龍」
...結局立ち上がって自分でドアを開けた...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...洋食は結局大阪のタカザワだった...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そして結局、私たちは、あきもあかれもしないのに別れてしまい、藤井はひとり淋しく仙台へ赴任して行きました...
三浦環 「お蝶夫人」
...暗黒局(ブラック・チェンバー)の直轄に属するもので...
夢野久作 「暗黒公使」
...結局黒足袋の持つてゐる庶民的な市井趣味が...
吉井勇 「黒足袋」
...限られている局(つぼね)の中だけにじっとしていなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
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