...彼は宗匠として名高い...
...宗匠の手による美しい作品だ...
...彼は宗匠に教えを受けた...
...宗匠の技に感銘を受けた...
...宗匠の仕事はとても丁寧だ...
...申分は無いのだが……」と宗匠は早や酔って来た...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...雨宿りは出来た様なものの船ではどうも仕様が無かったろう」と宗匠は雪駄を市助に持って貰い...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...われらは花の宗匠の生花よりも茶人の生花に対してひそかに同情を持つ...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...かようにして宗匠たちはただの芸術家以上のものすなわち芸術そのものとなろうと努めた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...花をのみ待つらん人に山里の雪間の草の春を見せばや(三六)茶の宗匠たちの芸術に対する貢献は実に多方面にわたっていた...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...某は当時の大宗匠千利休を招いて...
薄田泣菫 「利休と遠州」
...そこの宗匠に見てもらう事もしたけれどもまだ何らの標準も立たず月並的の句も作るので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...計らずもそれがいわゆる旧派の宗匠であった事を...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...縁者の老人が宗匠でその宗匠が先生にも遇つたことがあるのだといふことをいはれた...
長塚節 「竹の里人〔一〕」
...縁側に居る筈の奇月宗匠の姿が見えないのと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...宗匠頭巾(ずきん)のような帽子を頭にのせている...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...宗匠の俳句は箱庭的なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...あるいは月並(つきなみ)の巻を見て宗匠輩の選評を信仰せし事もあり...
正岡子規 「俳句の初歩」
...宗匠はこれを尊ばず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...ただその落ちかたが浅いだけに月並宗匠に見せたらばこれらは可も不可もなき平凡の句として取るであらう...
正岡子規 「病牀六尺」
...(八月一日)八十二○我々の俳句仲間にて俗宗匠の作る如き句を月並調と称す...
正岡子規 「病牀六尺」
...俳諧の宗匠の点つけみたいな月評は下らない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...杉田諦貫(ていかん)という宗匠のそばへ坐り...
山本周五郎 「新潮記」
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