...彼は宗匠として名高い...
...宗匠の手による美しい作品だ...
...彼は宗匠に教えを受けた...
...宗匠の技に感銘を受けた...
...宗匠の仕事はとても丁寧だ...
...当時俳諧の大宗匠と仰がれた芭蕉庵松尾桃青(たうせい)が...
芥川龍之介 「枯野抄」
...「宗匠、この胴の間は乗心地は好いに違いないが、西日が当ってイケない...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...「どうも半丘宗匠の取調べが物足りねえ様に私は考えます...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...その色彩や意匠を考案した宗匠の名を持っているものが多い...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...宗匠には見ぬ前からどうして主人の御趣向をお気づきになられました...
薄田泣菫 「茶話」
...川越は久田家の茶の宗匠なり...
高浜虚子 「五百五十句」
...一人は骨董(こっとう)商を営みつつ茶道の宗匠をしてい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...宗匠の御馳走になっていた...
徳田秋声 「挿話」
...蘿月宗匠(らげつそうしやう)はいくら年をとつても昔(むかし)の気質(かたぎ)は変(かは)らないので見て見ぬやうに窃(そつ)と立止(たちどま)るが...
永井荷風 「すみだ川」
...さすがは宗匠(そうしやう)だけに...
永井荷風 「すみだ川」
...蘿月宗匠(そうしょう)は冷えた茶を飲干(のみほ)しながら...
永井荷風 「すみだ川」
...お隣りの其月堂宗匠に逢つて見ようぢやないか」二人は寺の隣りに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あれ、宗匠、頭巾のままで御挨拶は失礼じゃございませんか」内儀が大きい声で注意すると、鶯谷宗匠はあわてて茶色の頭巾を脱ぎました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お滝の方はどうなさいました」奇月宗匠はもうろれつも怪しくなって居ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...世にも大(おおい)なる宗匠に対する深い哀悼の言葉をば...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...落語家、宗匠、鳶頭、細工物の職人、小賣商人、その女房、番頭、女中、丁稚、さうして時に旦那と呼ばれるその旦那さへ、何處かに安いところがついてつてゐるところ、飽迄も淺草である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...この茶道協会というのは都下の主なる師範家即ち一流宗匠の集まりで...
山本笑月 「明治世相百話」
...宗匠のお茶をさつそくいたゞいた事である...
吉川英治 「折々の記」
便利!手書き漢字入力検索