...――それでも私は嬉しいんです...
芥川龍之介 「母」
...嬉しそうに吠えたりするが...
レオニイド・アンドレイエフ Leonid Andrejew 森鴎外訳 「犬」
...自分はそれが非常に嬉しく...
伊藤左千夫 「落穂」
...あんまり嬉(うれ)しくて...
竹久夢二 「春」
...あまりの嬉しさに思わず飛び上りました...
太宰治 「ろまん燈籠」
...あれじゃとても望みはありませんよ」「それでどうした?」「芳子さんは嬉(うれ)しいんでしょうけど...
田山花袋 「蒲団」
...「本当に、よく似ていますぞえ」「誰に?」「成駒屋に――」「おお、嬉しい――あっ、痛い――同じ、抓(つね)るなら、裏梅の形に、抓って下さんせいな、あれっ――」深雪は、手さぐりに、自分の床へ入ろうとした...
直木三十五 「南国太平記」
...自分は一枚出來れば一枚宛手に取つて嬉しさに堪へず見て居る...
長塚節 「竹の里人〔二〕」
...婆さんも嬉しそうに笑う...
夏目漱石 「琴のそら音」
...婦人は嬉しげに空二に話しかける...
原民喜 「雲雀病院」
...返上致しますと云(いっ)て奇麗に済んだのは嬉しかった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...松王 我は嬉しくて死ぬ...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...どんなに嬉しいことだろうと...
水上滝太郎 「大人の眼と子供の眼」
...思ふにわれはただにその人々の作品の嬉しかりしのみならず...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...第一私そんなに嬉しがってやしないわ...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...いちばん嬉しかったのは欣之助と貞二郎がよろこんで呉れたことだ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...わらぢをはかないでもいゝのかと嬉しかつた...
吉川英治 「折々の記」
...――うわ! 妾は嬉しい...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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