...胸の釦(ボタン)を二つ三つ外すと...
芥川龍之介 「路上」
...私はまた彼等に射道に於て如何に矢を外すかを質ねたところが...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...彼は手と足とを緊縛(きんばく)した皮帯の間から外すことに...
海野十三 「地球盗難」
...ボートを除外するとすれば...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...扉の掛金(かけがね)を外す...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...お春も直ぐ筆を執って案外すらすらと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しばらくかけていて外すと...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...イデオロギーの歴史的記述を除外する処ではなく...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...キスする時にだって眼鏡を外すのが女のたしなみではないか...
豊島与志雄 「聖女人像」
...軽々と外すことができるのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その注文を曖昧(あいまい)に外す事に慣れていた...
夏目漱石 「それから」
...太田の女親分があたしを疎外するようになったので...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...接触の印象の延長に関する考察は除外する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...自然科學的唯物論の缺陷が歴史的過程を除外するにある**」ことを記してゐる...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...御朱引き外も外すぎる...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...こういう事は機会だから機会を外すとかえって良くない」主人「それは随分今でも好い口が出て急にくれろというなら彼(あれ)のためだから僕の不便を忍んで遣らないとは限らん...
村井弦斎 「食道楽」
...猥(みだ)りに口外すべきことでなく...
柳宗悦 「陸中雑記」
...だが決してこのことは口外するな...
吉川英治 「新・水滸伝」
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