...この書類に墨水を用意してくれますか?...
...墨水が切れたので、買いに行かなくてはいけません...
...習字の授業で、墨水をこぼしてシャツが汚れました...
...筆ペンで字を書くと、墨水の香りがする...
...古い時代、墨水を使って文字を書いていた...
...喜篁村南翠二君見過墨水弊荘...
饗庭篁村 「隅田の春」
...青々、墨水、一転、躑躅(つつじ)、巨口、月村、露石、素石、月斗(げっと)、鬼史、王城等...
高浜虚子 「五百句」
...彼等はわたくしが夜竊(ひそか)に墨水をわたって東に遊ぶ事を探知したなら...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...大沼枕山(おおぬまちんざん)が長命寺の門外に墨水観花の碑を建てたのも思うにまたこの時分であろう...
永井荷風 「向嶋」
...風俗画報社の『新撰東京名所図会』もまた『江戸繁昌記』を引きこれを補うに加藤善庵(かとうぜんあん)が『墨水観花記』を以てしている...
永井荷風 「向嶋」
...然レドモ風趣ノ墨水ニ及ブモノナシト...
永井荷風 「向嶋」
...」云江戸名家の文にして墨水桜花の美を賞したものは枚挙するに遑(いとま)がない...
永井荷風 「向嶋」
...」寺門静軒が『江頭百詠』を刻した翌年(嘉永三年)遠山雲如(とおやまうんじょ)が『墨水四時雑詠』を刊布した...
永井荷風 「向嶋」
...この流沙河(りゅうさが)が赤水(せきすい)・墨水(ぼくすい)と落合うあたりに...
中島敦 「悟浄出世」
...四流沙河と墨水と赤水との落合う所を目指して...
中島敦 「悟浄出世」
...早朝墨水ノ家ヨリ本社ニ至ルノ間...
成島柳北 「祭舌文」
...お話が古くなっていけないというので墨水(ぼくすい)師匠などはなるたけ新しい処を伺うような訳ですが手前の処はやはりお古い処で御勘弁を願いますような訳で...
正岡子規 「煩悶」
...三絶句の一に、「墨水納涼人有、礫川吾輩独能来」と云つてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...墨水の俗を避け、礫川(れきせん)の雅に就いたのである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...墨水詩巻対岳堂詩巻を展覧す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...去載方舟墨水潯...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「三月十六日与狩谷少卿、渋江子長、森立夫及児重、同遊墨水...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「三月既望墨水堤花下歩月」の七絶は後に考拠に資すべきものがあるから...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??