...大きく墨をなすったような両国橋の欄干(らんかん)が...
芥川龍之介 「開化の良人」
...もし墨江(すみのえ)の中(なか)つ王と同(おや)じ心ならむかと疑ふ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...墨汁で威勢よく金千両と書くのです...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...剖(さ)いた腹から一団のとろ/\した紅(あか)い火の球が墨黒の空に長い/\尾を曳いて飛んで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...墨子とともに楊子を排斥することを論じ...
内藤湖南 「支那目録學」
...油煙墨の粒子はいくら倍率を大きくして見ても...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...青墨の方が、やや石墨に近い性質を示すので、結晶性を帯びていることがわかる...
中谷宇吉郎 「画業二十年」
...二枚の墨膜は完全に融合して区別がつかなくなる...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...これは磨る前と後とで墨の目方を測って...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...御墨付の在処(ありか)を言えッ」と相沢半之丞...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...馬糞墨(まぐそずみ)で乾きが遅いにしてもこいつは両国や谷中から持って来た手紙じゃない」「親分」八五郎はもう一度スタートに並んだ選手のように張りきりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...墨黒々と「法悦倶楽部」の五文字...
野村胡堂 「法悦クラブ」
...過去の高蹈派が墨守した詩学的なクラシズムとは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...これは巴家寅子、丸一小仙の役人、海老蔵の墨染、小亀の角兵衛獅子という贅沢な顔づけがわけもなくありがたかった...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...京墨(きょうずみ)のあの芳香はどこにもせぬ...
吉川英治 「新書太閤記」
...墨のように寝沈んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...墨のような天(そら)である...
吉川英治 「新書太閤記」
...死笑靨(しにえくぼ)鎧櫃(よろいびつ)の中からは、むうっと、霧のような血腥(ちなまぐさ)いものが立って、かざしている蝋燭の灯が、墨のように、またたいた...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
