...しかし家蔵の墨妙の中(うち)でも...
芥川龍之介 「秋山図」
...筆墨はあっても、筆墨は見えない...
芥川龍之介 「秋山図」
...墨をながしたような前方の深い闇を...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...いきなり直芳は矢立の筆の先を墨壺に突込まずにはいられなかった...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...青々、墨水、一転、躑躅(つつじ)、巨口、月村、露石、素石、月斗(げっと)、鬼史、王城等...
高浜虚子 「五百句」
...その同年(千八百四十六年)米国は南墨西哥(メキシコ)を攻め...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...橋本といっしょにこの門の傍(そば)にある小さな店に筆と墨を買いに行った折の事も...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...御墨附を盜んだ迄の事だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大場家御墨付紛失の届が出て来ましょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...墨で描いた屋号の印(しる)しが大きくうきあがっている...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...――墨田川! それは...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...)藍を含むだ淡墨いろの毛なみの...
三好達治 「測量船」
...さて住職奥田墨汁(おくだぼくじゅう)師を訪(とぶら)って久闊(きゅうかつ)を叙(じょ)した...
森鴎外 「渋江抽斎」
...襟円(えりえん)の半襟(はんえり)、阿波屋(あわや)の下駄、「さるや」の楊子(ようじ)、榛原(はいばら)の和紙、永徳斎(えいとくさい)の人形、「なごや」の金物、平安堂の筆墨、こういう店々は東京の人たちには親しまれている名であります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...軸は、墨齋の一行、花は思ひ出せない...
吉川英治 「折々の記」
...その墨のような廊の杉戸口に踞(うずく)まっている髪の白い人影を見て...
吉川英治 「新書太閤記」
...武蔵の遺墨展を見たり...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...お千絵様の墨屋敷――燃えあがっていやしまいか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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