...彼は棚の上にあった硯箱(すずりばこ)をおろして墨をすると...
江戸川乱歩 「一寸法師」
......
武田祐吉 「古事記」
...墨絵の美しさがわからなければ...
太宰治 「如是我聞」
...明窓浄几、筆硯紙墨、皆極精良、とでもいうような感じで、あまりに整頓されすぎていて、かえって小川君がこの部屋では何も勉強していないのではないかと思われたくらいであった...
太宰治 「母」
...お墨付をもらっていられる...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...看板には白墨で『楽々亭』と書いてある...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...紙と筆墨を用意しました...
豊島与志雄 「落雷のあと」
...墨子孟子の編者も各々そのある説を傳へ...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...此墨本は其後段々に其數を増加して、古代の伏羲・神農等の帝王を加へしを以て、想像畫と肖像畫との混雜せしものとなれるが、自分の所藏する元代の本はこの想像畫を加へざるも、明初の墨本、及び日本に於て慶長頃に『君臣圖像』として明版より複刻され、更に幾度も翻刻されしものは、皆想像畫を加へあり、ともかくも廣く行はれしものなるが、新舊板を參照して、細心の注意をなせば、肖像畫がどこまで古きものが傳寫されしかを知る材料には供し得べし...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...墨(すみ)等の顔料は皆そのままに独立して生硬なる色彩の乱雑を生ずるのみ...
永井荷風 「浮世絵の鑑賞」
...そうして、矢立を取り出して、墨汁を含ませて、何をかしばらく一思案...
中里介山 「大菩薩峠」
...まこと奇妙な墨染の衣...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...唐墨を使つて居るとは知らなかつたよ」「へエ?」八五郎はまだ腑に落ちない樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鍋墨でも付いたのか...
山本周五郎 「あだこ」
...行燈へ一筆墨をぶつけて...
吉川英治 「江戸三国志」
...生紙(きがみ)へ墨を落したように町も灯も山も滲(にじ)んでいた...
吉川英治 「親鸞」
...だめだ! やっぱり火元は墨屋敷だった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...沢庵の便りと聞くからにその墨の香さえ彼女にはなつかしい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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